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 海外視察調査
 海外視察調査(2006.8)

エネルギー政策欧州視察調査


  原油価格の高騰、国際的なエネルギー争奪戦に加えて産油国による資源ナショナリズムの動きなど、エネルギー情勢は大きく変化している中、エネルギー安全保障への関心が急速に高まっている。国民生活や経済・社会活動の基盤となるエネルギーをどう安定的に確保するのか?国のエネルギー戦略の重要性が再認識されるようになった。そして海外の原子力政策については、エネルギー安全保障および環境問題の観点から見直しが行なわれ「原子力ルネッサンス」がおこっている。
  日本は、昨年の原子力政策大綱にはじまり本年5月の新・国家エネルギー戦略、そして現在はエネルギー基本計画の見直しなど、エネルギー安全保障に重点をおいた政策が構築され、国の姿勢がようやく見えかけている。

  こうした中、海外のエネルギーおよび電力政策を視察するため、イギリス・フランスに向かった。原子力大国のフランスは、一貫した連続性のある政策が原子力を大きく支えていることを確認でき、日本の六ヶ所再処理工場の元となるラ・アーグ再処理工場の実績を目の辺りにしさらに安心感が高まり、より再処理の必要を痛感した。電力自由化先進国のイギリスにおいては、マーケットが安定供給・環境適合を賄うとの考え方には理解に苦しんだ。ただ、両国とも共通していた事は、「エネルギー安全保障」の確保であり、日本の課題とも一致していた。なぜこれほどまで戦術が違うのだろうか?

  「日本にふさわしいエネルギー政策は何か?」本視察を通じてあらためて考えさせられた。エネルギーは国の基本政策のひとつでありながら、これまで議論の対象となっていなかった。原子力に象徴されるイデオロギーに振り回されているのが、現実ではなかったか。大切なのは政治のリダーシップのもと 国情を踏まえ、長期的視点に立って決定されることではないか。本視察で得た経験を踏まえ引き続き考えていき、電力総連の政策に反映させていきたい。

電力総連 エネルギー政策欧州視察団



「エネルギー政策欧州視察調査」の概要


○実施期間  平成 18年8月24日(木)〜9月1日(金) 全9日間

○訪問国  フランス・イギリス

○行程および訪問先

8月24日(木) 成田発、パリへ
海外電力調査会・欧州事務所 レクチャー
8月25日(金) フランス原子力庁(CEA)との意見交換
フランス原子力安全当局(ANS)との意見交換
在仏日本国大使館 訪問
8月27日(日) パリからバーナビルへ移動
8月28日(月) アレバ NC社 ラ・アーグ再処理工場 視察
8月29日(火) イギリスへ移動
イギリス電力・ガス市場局(OFJEM)との意見交換
東京電力ロンドン事務所 レクチャー
8月30日(水) イギリス貿易産業省(DTI)との意見交換
EDFエネジー社(電力・ガス会社)との意見交換
在英日本国大使館 訪問
8月31日(木) ロンドン発
9月1日(金) 成田着


参考資料:エネルギー政策欧州視察 pdf (PDF 36KB)
        欧州視察「総括」 pdf (PDF 97KB)

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