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 第5期セミナー
 6.参考資料

植林(植栽)作業について
 今回、私たちは植林(植栽:木を植える作業)とブラッシング(下草刈り)を行ったが植林プロジェクト全体としては、ほんの一部分の作業に過ぎなく、現地ワーカーによる日々のメンテナンスが、このプロジェクトの成功の鍵を握ていると言えよう。
 植林のプロジェクトは、育苗→植林(植栽)→保育→保護(2年)の5年を1つのセットとしているが、植栽後に枯死した場合は補植をする作業が必要となる。
 全体の流れを、表すと下表のようになる。

  1年目 2年目 3年目 4年目 5年目 6年目
植林地A 作業内容 育苗 
ブラッシング
植林
保育
保護
(枯死補植)
 保育*1
保護
保育*1 
保護
保護 保護 保護
植林地B 作業内容 育苗
ブラッシング
植林
保育
保護
(補植)
 保育*1
 保護
保育*1
保護
保護 保護
植林地C 作業内容 育苗       

*植林地は1年ごとに次の場所に移っていく
 (個々に最低5年のメンテナンスが必要)
*用語説明
 ・育苗:苗を育てる作業
 ・ブラッシング:植林のための下草刈りの作業(実際は、スコップで草を削り取る作業)
 ・植林:木を植える(植栽)作業
 ・保育:除草、施肥(肥料をやる)、耕起
 (根を張り易くするため周りの土を耕す)
 保育*1:2、3年目の保育は、雨季の最初と最後に実施(年2回の世話)
 ・保護:植林地の外周に幅20メートル程度の防火帯を設置する作業および牛等が侵入するのを防ぐ柵の設置と補修作業

・ワーカーさんの標準的な1日の勤務時間
午前 7時〜11時
午後 13時〜16時

植林木の種類
 植林現場のルソン島北部は、雨季と乾季が半年ずつ、はっきりと分かれているため、通年での木の成長は見込めない。(乾季には成長が止まる)
 そのため、商業としての林業は成り立ちにくい地域である。
 植林プロジェクトにおいては、必然的に成長の早い木を選ばざるを得ない。
 植林木の種類としては、
Oジェミリ−ナ:成長が早く、やせ地に強い
Oユ−カリ:乾燥に強い(成長すれば火事にも強い)
Oマホガニ−:高級材、成長は遅い  

マホガニ−などの高級材は、ジェミリ−ナ等が3〜4年で人の背丈程度に成るの比べ、倍以上の時間がかかるとのこと。
 特にマホガニ−は、幼木のうちは木陰を好み(直射日光に弱い)、ジェミリ−ナ等の成長の早い木の間に植えていって成長させ、将来的にジェミリ−ナを切って、森の形態を変える操作が必要とのこと。

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