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電力総連ホーム > ふれあいプロジェクト > ふれあいカンパ活動 > 日本国際ボランテイアセンター(JVC)南タイでのビルマ人労働者への医療支援活動

 ふれあいプロジェクト
 ふれあいカンパ活動

日本国際ボランテイアセンター(JVC)
南タイでのビルマ人労働者への医療支援活動

バンガー県日本国際ボランティアセンター(JVC)は1980年に発足し、現在9ヵ国で支援活動を行っている国際協力NGOです。アジアやアフリカの農村で生活改善に取り組むほか、紛争の影響を受けるアフガニスタンやパレスチナでは医療をはじめとした人道支援を行っています。

現在、ふれあいカンパのご協力をいただき、タイにおけるビルマ人労働者とその家族を対象にした医療支援を実施しています。

写真JVCがタイの現地のNGOと共同で医療支援を実施しているのは、タイ南部にあるパンガー県です。ここは、2004 年12 月26 日のスマトラ島沖地震の津波によって大きな被害を受けた地域でもあります。

パンガー県には現在、約20 万人のビルマ人が住んでいます。彼らの多くは、ゴムや椰子のプランテーション農場労働者として、また、建設現場で土木作業をする作業員として働いています。彼らの作業内容は、いわゆる3K労働(きつい、汚い、危険)に象徴される、いわゆる底辺労働者としてタイの産業を支えています。

写真津波被災直後は注目が集まりましたが次第に報道も減り、2007年くらいからは国際援助の撤退が相次ぎました。しかし、過酷な労働環境の中で怪我や病気を負うビルマ人は後をたちません。彼らは健康保険証を持たないため、医療費を全額自己負担せざるをえず、適切な医療を受けることができません。そこでJVC はタイのNGO と共同で労働者への医療支援を実施しています。

皆様からのふれあいカンパは次の活動に活用させていただいております。


救急医療支援

写真救急治療が必要なビルマ人労働者への救急医療支援(病院までの交通費、治療費、検査費、入院費)です。労働現場で起きた事故で負った病気や怪我に関して、救急治療が必要な場合にJVCはその救急治療にかかる費用を支援したり、治療後の診療を行っています。速やかに対応することでたくさんの尊い命を守ることに役立てられています。


健康保険証の発行

医療費負担を減らしビルマ人労働者が病院に罹りやすくするために、健康保険証を発行する支援をしています。タイの健康保険制度に加入することで、どんな病気・怪我であっても1 回あたり30 バーツ(約90 円)で治療が受けられます。パンガー県保健局と交渉をはじめ、2009 年度には4 人の健康保険証発行に成功しました。


地域保健員の育成

写真軽微な怪我や病気に対応できる地域保健員を育成するための研修費を支援しています。緊急なケースだけでなく、軽微な病気(風邪など)や怪我(切り傷、擦り傷など)は日常茶飯事です。しかし適切な治療に関する情報が不足していることから、症状が悪化するケ ースもあります。そこで、ビルマ人労働者が住むコミュニティで、こうした病気や怪我に対応できる保健員を配置することにしました。2009 年度には13 人を選抜し、研修を行いました。研修内容は、栄養の基礎知識、感染症(マラリア、デング熱、結核、HIV/AIDS)の発生と対応、病気(頭痛、咳、発熱、下痢など)の兆候と治療方法、救急法です。研修を修了した保健員は、各コミュニティで病気や怪我への対応を始めており、コミュニティの住民からも感謝と信頼を受けるなど、効果的な活動が行えています。




皆様のあたたかいご支援によって、命の危機にさらされている人たちを救うことができています。これからも応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。



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