植林とともに「こころ」を耕す活動を展開!!
〜 こころ 〜
|
電力総連は、平成28年6月9日(木)から18日(土)の10日間、フィリピン共和国において、「第19回人間と地球のふれあいセミナー(以下、セミナーという。)」を開催した。本セミナーは「電力総連ふれあいプロジェクト」の中心的な活動として1995年から実施し、今年で19回目の開催となった。
また、海外での植林活動を通じて地球規模で進んでいる環境問題に対する意識の高揚を図ること、現地での生活や交流を通じて人間の持つ「優しさ」・「思いやり」という感性を再認識すること、次世代のユニオンリーダーを育成することを目的に活動を展開している。今年も全国から総勢18名が参加し、テーマである「こころ 〜Cultivate your heart〜」に沿った活動を展開した。
現地では植林活動を実施した。植林スポットは山麓の禿げた部分にあるため、約20キロ分の苗木を背負子(しょいこ)に積み込み、急こう配の山道を約40分かけて移動した。
到着後は、苗木を1つ1つ丁寧に植えていった。30℃を超える炎天下と慣れない登山で参加者にとって大変な重労働であったが、現地の方々との交流を通じた協同作業や参加者同士で励まし合い、3日間を通じて、約1,000本の苗木を植林することができた。
植林活動のほかに、近隣の中学校を訪問し、電気に関する出前授業を実施した。また、「電力総連ふれあいプロジェクト」の中で支援している「オイスカ 子どもの森計画」支援校を訪問し、子供たちとの交流や先生方との意見交換を実施した。
また、ホームビジッドやホームステイを実施することで、現地の生活を体験するとともに訪問先のご家族との親睦を深めた。
合わせて、植林活動をサポートいただいた現地スタッフの方々とバスケットボールや野球を実施し、交流を深めた。
また、キャンプ地で生活する最終日には、現地の方々を多数招待してサヨナラパーティーを実施し、日本食(団子)を振る舞った。また、日本民謡のソーラン節を披露するなど現地の方々と夜遅くまで交流した。
このほかに、ヌエバビスカヤ州のランバート副知事を表敬訪問し、意見交換を実施し、副知事から長年にわたる電力総連の植林活動に対して感謝の意を受けた。
最後に、今回の活動に対する振り返りを実施した。参加者一人ひとりから感想を発表してもらい、長谷団長から総評を受けた後、日本へ帰国し本セミナーを終了した。
|