※滞在期間中における現地住民・スタッフの植林も含めると1,828本
電力総連は、平成30年6月7日(木)から16日(土)までの10日間の日程で、フィリピン共和国ヌエバビスカヤ州キランにおいて、「第21回人間と地球のふれあいセミナー」を開催した。
【開催目的】 海外での植林活動を通じて、地球規模で進む環境問題に対する意識高揚を図ることや、現地での交流を通じて、私たちが忘れかけている人間の持つ「優しさ」「思いやり」という感性を再認識することを目的とする。
実施にあたっては、今年度から団の構成見直しを図り、構成総連各1名と事務局2名、オイスカ本部から通訳を兼ねたスタッフを含め15名で臨むこととなった。費用面を意識しつつも期間と内容はこれまでの活動を踏まえ計画し、セミナーの目的はもちろんのこと、参加者自らがこの研修に参加するにあたり掲げた目標を各々が達成するなど、今回も充実した研修となった。 日本では味わうことのできないフィリピン共和国での非日常の体験は、これまで活動に参加した参加者1人ひとりにとって、かけがえのない時間となるだけでなく、山肌に心を込めて植えた苗木により、ヌエバビスカヤ州キランの森の再生はもとより、その豊かになりつつある森の保水力による地域で暮らす住民の方々の水資源の確保等につながる大きな活動となっている。
【第21回人間と地球のふれあいセミナー 行程】
1日目
成田にて希望を胸に「結団式」に臨む21期参加者メンバー
3日目
地元住民との植林活動(100名程度参加)
3日目〜5日目
下草刈りも経験し、植林後の整備の大変さを体感する。
4日目
18期の苗木は6m近くに成長。(ユーカリの木)
5日目
ソーラーパネルを使ったLEDライトの工作キットを組み立て中。子供たちは夢中になって作製。
授業の後は交流。子どもたちは元気いっぱい。
現地の方々の生活を体験すべく夕刻にホームビジットを実施。家族の絆に感動。
7日目
植林作業終了を記念し一枚。手に持っているタオルは、出国前に手渡された20期メンバーのサプライズプレゼント。
日本食を振舞うべく、お好み焼きとうどん、べっこう飴を作る。
用意した料理は完売。お絵描き伝言ゲームのほか、15名が暗闇の中、サイリウムを使ったダンスを披露するなど、パーティーは大盛況だった。
8日目
8日間お世話になったロペスファームのみなさまと別れの一枚。
ヌエバビスカヤ州知事表敬訪問を実施。知事よりキランでの植林活動に対し感謝の言葉が述べられる。
ホームステイでは6つのグループに分かれ、それぞれがフィリピンの生活を体験する。
10日目
成田にて21期メンバー。それぞれが“しん”を胸に現地研修を修了