【事務局所感】
フィリピンヌエバビスカヤ州キラン、フィールドワークを行った場所であるが、移動のバスから眺める景色は、聞いていたとおり木の生えていない山々であった。山の麓に時折見える木々は、植林によって植えられたものであるとのことであった。
今回もこの地を中心に実施した「人間と地球のふれあいセミナー」であるが、多くの貴重な体験をすることとなったと感じられる。
苗を乗せた背負子(しょいこ)を背負い、予想していたより長く、傾斜のきつい植林現場までの山道、「しっかりと育つように」と思いを込めながら植林した大地、過去の参加者によって植えられた木々、参加者全てがこの「地球とのふれあい」のなかで自然の大切さ、大きさを感じ取り、小さな一歩ではあるが、確かにそこに自分達の思いを植え、または植えられたことと思う。
子供の森支援校訪問では、素朴でピュアな、そして生き生きとした子供たちとのふれあいは、大人としての自分達、日本人としての自分達がやらなければならないことをそれぞれ考えさせられることになったのではないかと思う。
こうした経験の中から、すぐに取り組めなくとも、何らかの形で自らの組織や地域で貢献できる活動を中心になって取り組むことが大切であり、このセミナーだけで終わらせない取り組みができればと考える。自らの経験を生かそうとしても「ふれ愛すと」しかわからないこともあるだろう。今後も絆を強め、古いに相談したり、アイデアを出しながら、連携を取っていければと思う。
第7期ふれ愛すとの今後の活躍に期待したい!