電力総連は、1月27日に原子力安全対策委員会「第1回小委員会」を開催した。
本小委員会は、昨年、関西電力・美浜発電所の配管破損事故により、5名の方が亡くなられる重大災害が発生したことを踏まえて、原子力職場における安全確保に資する方策を具体的に検討するため、原子力安全対策委員会のもとに設置したもので、中島会長代理を委員長に、各構成総連事務局長、原子力施設の運転や保守に携わる労働組合の代表者などで構成されている。
第1回目の本会合では、まず、原子力安全研究協会理事長の佐藤一男氏をお招きし、「原子力の安全文化」と題して講演を受け、安全対策のより一層の充実に向けて構成員全員で共通認識を深めた後に、各原子力職場の状況などについて情報・意見交換を行った。
本小委員会では、今後、数回の会合を重ねながら具体的な方策を論議することとしており、生み出された方策については、必要に応じて、原子力部門だけでなく全般的な展開も考慮することとしている。 |