電力総連は安全衛生の確保は何よりも優先するとの基本認識のもと、安全衛生対策委員会等を通じて構成総連との連携を図り、メンタルヘルスを含めた安全衛生対策活動の充実・強化を単組、職場レベルまで浸透させるための運動を全国大で展開してきています。
しかしながら、2003年度の労働災害発生件数は333件で、1994年から統計を開始以来、過去最悪を記録した。2004年度の災害発生件数は、昨年度との比較では減少しているものの依然として後を絶たない状況であり、2005年2月末で260件を超える状況にあります。
このような状況の中、電力総連大会や対話活動などにおいて全国大としての取り組みについて課題が提起されており、これらを踏まえ安全対策委員会で論議を進めてきました。
以上のことから、2005年度の安全衛生運動については、以下の内容で取り組みを進めていくこととします。 |
1.安全の意識高揚のための取り組みについて
<ポスターの作成>
・通年の取り組みとして構成総連と連携しポスター(3ヶ月単位)を作成し掲示する。
<チラシの作成>
・啓発チラシを作成して、組合員および電力関連産業に働く仲間に手渡しで配布する。 |
2.安全活動取り組み事例集の作成について
安全活動の好事例の水平展開等を目的として、各単組の取り組み内容を報告いただき、小冊子等を作成し配布する。なお、小冊子にこだわらずフィードバックすることとする。
日程は以下のとおり。
・各単組からの報告:4月 |
・全国総連での集約:5月 |
・構成総連への配布:6月 |
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3.災害発生時の各構成総連への周知等の充実について
<現 行>
死亡災害発生時には死亡災害情報にて報告をもらい、構成総連へ周知し再徹底を図っている。
<見直し後> |
第1報(災害発生) |
↓ |
第2報(発生状況の詳細、当面の対策等) |
↓ |
第3報(再発防止など)のとおり報告をいただき構成総連へ周知徹底する。 |
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4.当面のメンタルヘルスへの取り組みについて
安全衛生対策委員会の下部に小委員会を設置し、電力総連としての取り組みについて検討していくこととする。
<小委員会メンバー構成> |
主査:北海道総連 |
委員:関東総連、中部総連、関西総連、原電総連 |
事務局:社会・産業政策局、労働福祉局 |
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