電力総連
ホーム アクセス サイトマップ ENGLISH 個人情報保護方針
電力総連とは?
私たちの取り組み
私たちの考え
仲間になろう
福祉・共済制度
ふれあいプロジェクト
ふれあい広場
機関紙
関連ウェブサイト

電力総連ホーム > 私たちの取り組み > 安全衛生推進運動

 安全衛生推進運動
平成21年度の安全衛生対策活動について

【平成21年度の安全衛生活動の考え方】
1.安全対策

 平成20年度の安全対策活動は、「安全最優先」と「同じ職場で働く仲間との職場内コミュニケーションの充実」の取り組みを基本に、職場へ各安全施策を浸透させていくとともに、重大災害(死亡、感電、墜落・転落)の再発防止対策集を作成し、類似災害の発生防止に努めてきました。
 しかしながら、労働災害の発生件数は、昨年度とほぼ同じ件数で推移しており、死亡災害においては、前年度を上回る状況となり極めて深刻な状況です。特に、協力会社での死亡災害が多発しており、協力会社を含めた安全対策の取り組みが必要です。
 
 平成21年度の安全対策活動は、「労働組合が電力関連産業に働く全ての労働者の安全と健康を守る役割を担っている」ことを再認識し、「安全最優先の徹底」と「同じ職場で働く仲間との職場内コミュニケーションの充実」を基本に取り組みを展開していくこととします。
 今年度も、「職場安全点検活動」と、過去の重大災害再発防止対策の情報共有化の取り組みを継続実施し、労働災害の発生防止に努めることに加え、電力関連産業に働く全ての労働者の安全意識の高揚と安全最優先の職場風土を確固たるものとするため、加盟組合・構成総連・電力総連はそれぞれの役割を果たしていくこととします。
 今年度の重点取り組みとして、加盟組合・構成総連における「安全対策に関する労使協議の充実」と「協力会社を含めた安全対策の徹底」を重点的に取り組むこととします。また、今年度から、年末・年始の繁忙期の安全と健康を確保するため「冬季安全衛生推進運動」を展開していくこととします。


2.衛生対策

 近年、社会的に仕事に対する強い不安やストレスを感じている労働者が増加する傾向にあり、私たちが働く電力関連職場においても、総実労働時間が年々増加する傾向にあり、適正な労働時間管理の徹底など職場環境改善に向けた取り組みを強化する必要があります。
 メンタルヘルス不調者を職場から出さないよう、日頃から職場内におけるコミュニケーションの充実に努め、メンタルヘルス対策や健康管理が適切に実施されているかを労使間で協議・確認するとともに、働く者一人ひとりも自分の健康管理に関心を高めることが重要です。
 
 平成21年度の衛生対策活動は、「一声かけ 安全・あいさつ運動」を重点的に取り組み職場内コミュニケーションの充実を図ることに加え、電力総連メンタルヘルス対策」の職場への浸透を図り、「電力総連時短指針」を踏まえた過重労働の是正に積極的に取り組むこととします。
 また、熱中症対策等の季節に応じた情報提供も引き続き実施していくこととします。


【具体的取り組み】
1.安全衛生意識の高揚を図るための施策の継続実施
(1) 「職場安全点検活動」の実施

 

 労使による職場環境の安全点検活動を定期的に実施し、危険・不安全要因の事前排除に努め、「危険ゼロ」の職場環境の醸成に努めることとします。
 また、会社側に対して協力会社を含む電力関連職場における近年の労働災害発生状況や電力総連で集約した「重大災害再発防止対策集」の事例を説明するなど労使で情報共有のうえ必要に応じ対策・対応を協議し、改善すべき点は早急に改善に努めることとします。
 実施にあたっては、「夏季安全衛生推進運動」「冬季安全衛生推進運動」「対話活動強調月間」「労働環境点検活動」を活用するなど、職場の実態に合わせて取り組むこととします。
(2) 「一声かけ 安全・あいさつ運動」の展開
          〜職場内コミュニケーションの充実〜

 安全は、一人ひとりの安全意識の高揚と安全最優先の職場風土の醸成が重要です。労働災害を未然に防止するために「自分の安全は自分で守る 仲間の安全も自分 が守る」という意識を持ち、働く者自ら自分たちの働く職場を「危険ゼロ」にするという意識付けが大切です。
 そして、その意識付けが職場内の働く仲間の間で共有されていることが必要であり、何でも話し合うことができる風通しの良い職場作りを推進していくために、今年度も「一声かけ 安全・あいさつ運動」を継続して取り組み、職場内コミュニケーションの充実を図ることとします。
 運動の展開にあたっては、職場の組合役員が日頃から「おはよう」「ご安全に」などの声かけや挨拶を率先して実践することに加え、「対話活動強調月間」や「加盟組合の職場集会」などを活用してコミュニケーションの重要性を周知し、同じ職場で働く仲間(他産別の加盟組合や未組織労働者)と一体となって、職場でのコミュニケーション充実に努めることとします。


(3) 年間キャッチフレーズ
 

@安全衛生ポスター

 電力総連で年間を通した安全衛生ポスターを作成し、年間を通して職場や大会会場などへ掲示することとします。なお、「夏季安全衛生推進運動」「冬季安全衛生推進運動」のポスターは、「イリスウィーク運動」と協調した内容とし、構成総連と連携して作成することとします。
  A機関紙など
 電力総連は、「ホームページ」「フォトニュース」「つばさ」を活用し、安全衛生対策の取り組みを周知します。

2.今年度の重点取り組み
(1) 安全対策に関する労使協議の充実
  @

加盟組合は、各級機関において安全対策に関する労使協議が実施され且つ、効果的に運用されているかを再確認し、改善すべき点は、会社と協議し改善することとします。

A 加盟組合は、企業の安全衛生年間活動・管理計画等の策定時に、事前の労使協議を十分行い、労働組合として職場実態把握を踏まえた提起を反映していくこととします。
B 加盟組合は、職場からの安全に関する改善要望や「重大災害再発防止対策集」の内容を踏まえて職場環境を点検し、改善すべき点は労使協議や安全衛生委員会にて会社側と協議し改善に努めることとします。
C 電力総連ならびに構成総連は、加盟組合が取り組む、安全対策活動の充実に向けた支援を行うこととします。
(2) 協力会社を含めた安全対策の徹底
加盟組合は、協力会社を含めた安全対策を徹底するために、労使協議において協力会社も含めた安全対策の確立を求めていくこととします。そのため、職場実態を踏まえ、意見投書箱の設置や懇談会など、あらゆる機会を通じ広く課題を把握していくこととします。また、電力総連ならびに構成総連は、こうした取り組みから得られた知見や抽出された課題等について電力総連安全衛生対策委員会等の場を通じて情報の共有を図るとともに加盟組合の取り組みのフォローを行うこととします。
(3) グループ労使懇談会を通じた安全対策の推進
  構成総連は、グループ労使懇談会を通じて、「グループ経営方針」「技術力・人材育成」「協業体制」「安全とコストの考え方」などに加え、「協力会社を含む安全施策の徹底」について論議を深め、グループ全体で安全対策の徹底を追求していくこととします。

3.重大災害の再発防止対策
(1) 電力総連の取り組み
 

重大災害の再発防止対策の情報の共有化を図るため、平成19年度・20年度発生分の再発防止対策を集約し、デスクネッツに掲載します。なお、平成21年度発生分からは、四半期毎に集約し、デスクネッツに掲載します。

 

加盟組合・構成総連における重大災害(死亡、感電、墜落・転落)再発防止対策の活用事例を集約し、デスクネッツに掲載することで情報の共有化を図ります。

(2) 加盟組合・構成総連の取り組み
重大災害(死亡、感電、墜落・転落)の再発防止対策の冊子と電子データを基に、その内容を職場に周知するとともに、労使協議の場で会社側へ説明し類似災害防止に向けた取り組みに活用することとします。

4.メンタルヘルス対策
(1) 電力総連の取り組み
 

加盟組合・構成総連におけるメンタルヘルス対策活動の事例を集約し、デスクネッツに掲載することで情報の共有化を図ります。

(2) 加盟組合・構成総連の取り組み
@ 「一声かけ 安全・あいさつ運動」において、職場の組合役員が日頃から「おはよう」「ご安全に」などのあいさつや声かけを率先して実践することとします。そして、「職場集会」などを活用し、職場内コミュニケーションの重要性を周知することとします。
  A 「電力総連メンタルヘルス対策」について、周知を含めた研修会等を継続実施するとともに、組合役員がチェックシートをもとに職場点検を実践し、職場へのさらなる浸透を図ることとします。
B 労働者の健康障害の未然防止のため、「電力総連時短指針」にある「適正な労働時間管理の徹底」と「業務量と要員の適正化」について職場実態を把握し、改善すべき点があれば会社側と協議し改善に努めることとします。
C 労働者の健康管理の意識を高めるため、電力総連ホームページからリンクしている中央労働災害防止協会のホームページにある、組合員およびその家族が労働者の疲労度を判定できる「労働者の疲労蓄積度チェックリスト(労働者用、家族用)」(中央労働災害防止協会作成)を周知しながら効果的な活用に努めることとします。

5.夏季・冬季の期間における安全衛生推進運動の展開
 今年度も、酷暑下での厳しい作業環境においても、安全と健康を確保するため7月から9月の期間に「夏季安全衛生推進運動」を展開します。
  新たに、厳冬期の厳しい作業環境に加え、年末・年始の繁忙期の安全と健康を確保するための取り組みとして、12月から2月の期間に「冬季安全衛生推進運動」を展開します。
  なお、「夏季安全衛生推進運動」「冬季安全衛生推進運動」は、「イリスウィーク運動」と協調して取り組むこととします。
(1) 「夏季安全衛生推進運動」の展開について
  @

実施期間
平成21年7月1日(水)〜平成21年9月30日(水)

  A ポスターとキャッチフレーズは、構成総連と連携して作成することとします。
  B 会社側への協力要請は、6月24日(水)までに行うこととします。ただし、事情により6月24日までの要請が難しい場合は、遅くとも6月30日(火)までに事業者へ要請することとします。
(2) 「冬季安全衛生推進運動」の展開について
@ 実施期間
平成21年12月1日(火)〜平成22年2月28日(日)
A ポスターとキャッチフレーズは、構成総連と連携して作成することとします。
B 会社側への協力要請は、11月24日(火)までに行うこととします。ただし、事情により11月24日(火)までの要請が難しい場合は、遅くとも11月30日(月)までに事業者へ要請することとします。
(3) 上記(1)(2)における電力総連および構成総連・加盟組合の取り組み
  @ 電力総連の取り組み
    対応する各事業者団体へ協力要請を行います。
    安全意識高揚に向けたポスターを作成します。
    「ホームページ」「フォトニュース」「つばさ」を活用し、取り組みの周知や安全衛生に関する情報を提供します。
    各構成総連等で行われる研修会等に対し、講師の斡旋・派遣などの支援を行います。
  A 加盟組合・構成総連の取り組み
    安全をテーマとした職場対話活動や研修会、安全パトロールの実施、要請活動などの取り組みを検討し、積極的に取り組むこととします。
    それぞれの地域特性や各業種の特性を考慮した安全衛生対策について労使協議や安全衛生委員会で論議し、具体的な施策を講じることとします。
5.夏季・冬季の期間における安全衛生推進運動の展開
 加盟組合・構成総連の安全衛生対策活動のより一層の充実に資するため、加盟組合・構成総連における安全衛生対策の事例を集約し、デスクネッツに掲載することで情報の共有化を図ります。また、その集約した内容を踏まえ次年度の安全衛生対策活動の方針を策定します。


以 上



戻る
全国電力関連産業労働組合総連合ホームページに掲載された画像その他の内容の無断転載はお断り致します。
Copyright(C) 2004 The Federation of Electric Power Related Industry Worker's Unions of Japan all rightreserved.