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 安全衛生推進運動
平成23年度の安全衛生対策活動について

【平成23年度の安全衛生活動の考え方】
 平成22年度の安全衛生対策活動は、「安全衛生対策に関する労使協議の充実」と「協力会社を含めた安全対策の徹底」、「職場内コミュニケーションの充実」など、災害の発生防止、安全意識の醸成・共有化、メンタルヘルス不調者を出さない職場づくりに努めてきました。
 しかしながら、電力総連における平成22年度の労働災害については、酷暑による熱中症などの災害が多く発生したことにより、前年度から増加となりました。特に、死亡災害については前年を大きく上回り、18名(2011.3.9現在)もの尊い命が失われており、大変憂慮すべき状況にあります。
 こうした現状を踏まえれば、死亡・重大災害に歯止めをかけるための取り組みはもとより、私たちが目指す、ゼロ災害に向けた取り組みは喫緊の課題であると言えます。
 さらに、今年度は労働安全衛生法の一部見直しが検討されており、その中では職場における受動喫煙防止対策やメンタルヘルス対策の推進などの、働く者の健康を重視する施策が盛り込まれており、これまで以上に働く仲間の安全と安心に加え、その家族も安心できる職場環境づくりに向け、職場が一体となって取り組みを進めていかなければなりません。
1.安全対策
 平成23年度の安全対策活動においては、増加傾向にある労働災害発生状況や、特に死亡災害が前年度を大きく上回る現状を踏まえ、「労働組合が電力関連産業に働くすべての労働者の安全と健康を守る役割を担っている」との認識の下で、諸施策に積極的に取り組むことはもちろん、電力関連産業に働くすべての労働者が、自身の安全と同じ職場・現場で働く仲間の安全確保について意欲的に取り組みを進める必要があります。
 その上で、“ゼロ災害”に向けた取り組みとして、「安全を最優先する職場風土の醸成」の観点から、職場・現場の実態や再発防止対策の徹底などについて、労使・職場・協力会社と論議し、課題の認識の共有や環境整備、情報の発信に努めることとします。
 また、労働災害に繋がる可能性の高い、不安全行動や体調変化などに対する“気づき”を促すために、職場内コミュニケーションの充実を図るとともに、メリハリのある活動の展開として、「夏季・冬季安全衛生推進運動」の継続実施、類似災害の防止および災害の未然防止につながる「重大災害再発防止対策の活用」などを重点取り組みと位置付け展開してまいります。
2.衛生対策
 平成23年度の衛生対策活動は、昨夏の熱中症による災害が多く発生したことや職場における業務の高度化・多様化による負担増、加えて、要員事情による仕事に対する強い不安やストレスを感じている労働者が依然として高い傾向にあることなどを踏まえ、安全衛生委員会や労使協議を通して、これまで以上に労働者の健康確保を意識した対応に努めることとします。
 特に、メンタルヘルス不調に繋がりやすい過重労働や長時間労働への対応については、電力総連のメンタルヘルス対策の柱である「早期発見」、「治療中のフォロー」、「復職時の対応」といった、一連の取り組みについて各職場において安全衛生委員会や労使協議などを通じて論議し、メンタルヘルス不調者を出さない職場環境づくりを目指すこととします。
【具体的取り組み】
  ○年間キャッチフレーズ  
   「『最優先』仲間の安全 仲間の健康 必ず守る家族の笑顔」
【1.今年度の重点取り組み】
(1)安全衛生委員会や労使協議の充実
各級機関において、安全衛生委員会や安全対策に関する労使協議が、定期的かつ効果的に運営されているか確認し、改善すべき点は速やかに改善していくこととします。
@ 加盟組合は、会社の安全衛生年間活動・安全衛生管理・安全衛生教育の計画等の策定にあたり事前の労使協議を十分行い、労働組合として職場実態把握を踏まえた課題提起を反映していくこととします。
A 加盟組合は、職場からの安全に関する改善要望や「労働環境点検活動」の結果、「重大災害再発防止対策事例」などを踏まえ、改善すべき点は安全衛生委員会や労使協議にて会社側と論議し、改善に努めることとします。
B 構成総連は、加盟組合が取り組む、安全衛生対策活動の充実に向けた支援を行うこととします。
(2)協力会社を含めた安全対策の推進
 
@ 加盟組合は、死亡災害の8割が協力会社で発生している現状を踏まえ、労使協議などにより、協力会社を含めた安全対策を求めていくこととします。
具体的には、協力会社との合同による安全懇談会や安全研修会の開催や協力会社に対する安全要請の実施、作業場(構内)での意見・提言箱などの設置、労働災害情報および重大災害再発防止対策情報の提供、などの取り組みから、労働災害に関する課題の把握や安全管理に対する注意喚起に努めることとします。
A 構成総連は、加盟組合が取り組む、協力会社を含め安全対策活動の充実に向けた支援を行うこととします。
(3)構成総連の労使懇談会を通じた安全衛生対策の推進
構成総連は、電力関連産業に働く全ての仲間の安全衛生確保の観点から、構成総連大において、「グループ経営方針」「技術力・人材育成」「協業体制」「安全とコストの考え方」「協力会社の安全」「適正な労働時間管理やワーク・ライフ・バランス」等について、労使懇談会の実施により構成総連大での安全衛生対策の徹底について論議を深めることとします。
(4)重大災害再発防止対策の活用
各級機関は、昨年の死亡災害の状況を踏まえ、重大災害の類似災害防止はもちろん災害の未然防止に向け、平成23年3月に運用を開始した「重大災害再発防止対策閲覧システム」や「重大災害再発防止対策集」について広く周知するとともに、積極的な活用を促すこととします。
@ 電力総連は、再発防止対策(2009〜2010)の迅速な共有化に努めるとともに、対策事例が構成総連・加盟組合・組合員から活用してもらえるよう機関紙等あらゆる機会を利用し広く周知していくこととします。また、利便性向上に努めることとします。
A 構成総連・加盟組合は、組合員・企業・協力会社に対し、あらゆる場面で活用を含めた情報提供に努めることとします。
(5)メンタルヘルス対策の推進
各級機関は、メンタルヘルス不調者を出さない職場環境づくりに向け、日頃の組合活動の取り組みを通じて環境改善に繋げるよう努めることとします。
@ 電力総連は、「電力総連メンタルヘルス対策」「メンタルヘルス対策チェックシート」の周知・活用、「メンタルヘルス対策活動事例」の集約・共有化について、構成総連・加盟組合と連携して取り組むこととする。また、メンタルヘルス対策について役立つ情報の提供を行うこととします。
A 構成総連は、メンタルヘルスに関する独自の研修会を開催するなどして、「電力総連メンタルヘルス対策」の周知・活用をPRするとともに、加盟組合におけるメンタルヘルス対策の取り組み状況について把握し、電力総連の安全衛生対策委員会の場を通じて、水平展開することとします。
B 加盟組合は、組合役員がチェックシートなどによる職場点検により、必要に応じて安全衛生委員会や労使協議において労働者の健康管理や労働時間管理、職場におけるメンタル不調者の現状などについて論議するとともに、メンタルヘルス不調の要因が仕事以外にもあることから、「労働者の疲労蓄積度チェックリスト(労働者用、家族用)」などの活用による、セルフチェック(労働者自身によるストレスの気付き)の重要性について周知に努めることとします。
【2.継続取り組み】
○安全衛生管理意識の高揚を図るための施策の継続実施
(1)職場の安全衛生点検活動の実施
 
 職場における危険・不安全要因の事前排除、労働者の健康確保、負担軽減を目的として、職場環境整備や適正な労働時間管理の状況について、職場環境の安全衛生点検を実施、構成総連・加盟組合における実情を踏まえた対策・対応について、労使で協議し、安全・安心な職場環境の醸成を図ることとします。
 また、労働安全衛生法の見直し検討がされている、「職場における受動喫煙防止対策」ついては、職場の実態把握および対応に努めることとする。
 実施にあたっては、「夏季・冬季安全衛生推進運動」「対話活動強調月間」「労働環境点検活動」等、職場の実態に合わせて随時取り組むこととします。
(2)「一声かけ 安全・あいさつ運動」の展開 〜職場内コミュニケーションの充実〜
 
 労働災害やメンタルヘルス不調者を出さない職場環境確立のため、一人ひとりの安全意識の高揚とそれを仲間と共有する職場風土、そして何よりも協力会社を含めた、同じ職場で働く仲間とのコミュニケーションが必要不可欠であり、日頃から職場の組合役員が「おはよう」「ご安全に」等の声かけや挨拶を率先して実践することとします。
 また、「対話活動強調月間」や「加盟組合の職場集会」等を活用し、組合員に対しコミュニケーションの重要性を周知するとともに、同じ職場で働く仲間(他産別の加盟組合や未組織労働者)と一体となって、職場でのコミュニケーションの充実に努めることとします。
(3)広報宣伝の取り組み
 
@ 安全衛生ポスター
ポスター
  電力総連は、年間を通じた安全衛生に関するポスターおよび夏季・冬季における「安全衛生推進運動」ポスターを作成、職場や各種大会会場等へ掲示し、安全衛生対策意識の共有化に努めることとします。なお、「安全衛生推進運動」ポスターについては、構成総連と連携することとします。

 また、安全衛生対策に職場と家庭が一体となって取り組む観点から、加盟単組の組合員およびその家族を対象に、安全衛生に関するポスター図案やキャッチフレーズを募集することとします。
(最優秀作品を平成24年度年間ポスターに採用)
A

機関紙等
 電力総連は、「ホームページ」「つばさ」「フォトニュース」「WING」を活用し、安全衛生対策の取り組み、各種情報提供に努めます。


(4)安全衛生推進運動の展開
 
 電力総連の全加盟組合が『安全衛生』に対して一体になって取り組むべく、「夏季・冬季安全衛生推進運動」を展開し、厳しい作業環境における労働者の安全と健康を守ることとします。なお、「夏季・冬季安全衛生推進運動」は、「イリスウィーク運動」と協調して取り組むこととします。

【実施概要】
@ 実施期間
  <夏季> 平成23年7月1日(金)〜平成23年9月30日(金)
  <冬季> 平成23年12月1日(木)〜平成24年2月29日(水)
A キャッチフレーズ
期間中のキャッチフレーズを設定し、取り組み意欲の醸成を図ります。
B 電力総連の取り組み
電力総連および各部会が対応する各事業者団体へ協力要請を行います。
安全意識高揚に向けたポスターを構成総連と共同して作成します。
機関紙等を活用し、取り組みの周知や安全衛生に関する情報を提供します。

各構成総連等で行われる研修会等に対し、講師の斡旋・派遣等の支援を行います。

C 加盟組合・構成総連の取り組み
安全衛生をテーマとした職場対話活動や研修会、安全パトロールの実施、要請活動など、協力会社を含めた取り組みやそれぞれの地域特性や各業種の特性を考慮した取り組みにについて、安全衛生委員会や労使協議で論議するとともに、本運動について職場・会社へ広く周知することとする。
構成総連は加盟組合の実態や取り組みについて把握し、電力総連の安全衛生対策委員会等の場を通じて、水平展開を図っていくこととします。
ポスター
冬季安全衛生運動推進ポスター

以 上



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