電力総連が行う「地球を救うCOCOちゃん運動」は、1997年11月から「出来ること、身近なことからまず行動しよう」を合言葉に、“ネクタイやめタイ運動”や“カイテキ重ね着運動”、“マイ箸・マイエコバッグ運動”、更には“環境家計簿”と、取り組みの幅を広げ、各構成総連や加盟単組において定着に向けて活動を展開してきました。その結果、私たちの地球環境問題に対する意識醸成やライフスタイル、ワークスタイルの改善に一定の効果を上げたものと受け止めています。

2017年度の電力総連「地球を救うCOCOちゃん運動」については国際社会の動向も踏まえ温室効果ガス抑制の一助につながる「ピークカット運動」を引き続き重点的に取り組むとともに、「出来ること、身近なことからまず行動しよう」を合言葉に従来の取り組みを継続的に展開していきます。
具体的な取り組みについては、以下の通りとします。 |
内容 |
○電力を多く消費する夏期・冬期にオフィス・家庭において、一人ひとりがエコを意識し、別紙1-1〜3に基づき、電力需要のピークカットを実践する。
○実施にあたっては、政府の電力需給対策や地域特性、地域事情を考慮して実施するものとする。 |
期間 |
○夏期は7月〜9月、冬期は12月〜3月とする。 |
運動の展開 |
<各機関共通>
○各機関は確実に運動が展開されるよう、工夫・検討し、実践することとする。
○機関紙等を活用して、取り組み内容を広く周知する。 |
<全国総連>
○連合が作成した器材やデータ、情報を提供する。
○フォトニュース、機関紙で取り組みを周知する。 |
<構成総連>
○加盟組合の取り組みを適宜フォローする。
○連合が作成した器材やデータ、情報の周知や配布。 |
<加盟組合>
○組合員全員に周知し、家族も含めて確実に実践されるように努める。 |
内容 |
○夏期はノーネクタイ、冬期は重ね着など気温や体感温度に合わせ、衣服の着用を工夫することにより、空調温度の適正化を図り、ピークカット、省エネルギーに寄与する。
○実施にあたっては、地域特性、地域事情を考慮して実施する。 |
期間 |
○夏期は5月〜10月末、冬期は11月〜3月末を重点実施期間とする。
(連合エコライフ21「ピークカットアクション」のエコスタイルの実施期間と整合させる) |
運動の展開 |
<各機関共通>
○各機関はこれまでの取り組みを踏まえ、確実に運動が展開されるよう、工夫・検討し、実践することとする。また、職種により取り組みが難しい職場は、夏季は「サマースタイルデー」、冬季は「カジュアルデー」といった曜日を限定するなどして、運動が実践できる環境づくりに取り組んでいく。
○機関紙等を活用して、取り組み内容を広く周知する。
○期間中は組合掲示板などにポスターを掲示する。また、期間中開催される定時大会会場でも掲示に努める。 |
<全国総連>
○各構成総連の要請により、運動を展開するためのポスターなどの器材やデータ、情報を提供する。 |
<構成総連>
○加盟組合の取り組みを適宜フォローする。 |
<加盟組合>
○事業者と協議の上、事務所等における空調温度の適正化に努める。 |
内容 |
○スーパー・コンビニ等の小売店が渡すレジ袋を使わず、マイエコバックを使用したり、少量の買い物時はレジ袋を断ることで、ゴミの減量による焼却エネルギー・CO2排出量の低減に寄与する。 |
運動の展開 |
<各機関共通>
○日頃から「マイエコバック」を使用する習慣をつけるよう広報を行う。 |
<組合役員>
○率先して「マイエコバック」の使用、「レジ袋お断り」を実践し、あらゆる機会を通じて組合員にPRする。 |
<全組合員>
○家族を含めて実践できるよう、日頃から家庭内において環境問題について語り合うなど、環境意識を高めていくこととする。
○マイエコバックの携行・活用 |
内容 |
○外食時や弁当購入時において、割り箸は「使用しない」、「受け取らない」を運動の基本とし、ゴミの減量による焼却エネルギー・CO2排出量の低減を図る。また、割り箸を使用する際には、森林保全の観点から推奨されている国産材(別紙2参照)を利用した割り箸を使用する。 |
運動の展開 |
<各機関共通>
○日頃から「マイ箸」携行の習慣をつけるよう広報を行う。
○定時大会や研修など昼食を提供する場合は、参加者へ「マイ箸」携行を呼びかけ、割り箸を提供しないよう努める。 |
<組合役員>
○率先して「マイ箸」を携行、あらゆる機会を通じて、組合員にPRする。 |
<全組合員>
○家族を含めて実践することとする。
○マイ箸の携行・活用 |
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分 野 |
具体的取り組み |
1 |
エアコン |
温度設定を控えめにする(28℃が目安)。 |
2 |
扇風機で空気を循環させ、効率的にエアコンを使用する。 |
3 |
使用時に扉やカーテン・ブラインドを閉める。 |
4 |
フィルターをこまめに掃除する。 |
5 |
照明 |
電球の間引きや、照度の調整をする。 |
6 |
器具のこまめな掃除で明るさをアップする。 |
7 |
冷蔵庫 |
温度設定を控えめにする(強にしない)。 |
8 |
開いている時間を短くし、余分な開閉はしない。 |
9 |
物を詰め込みすぎないようにする。 |
10 |
熱いものは冷ましてから入れる。 |
11 |
テレビ |
画面のこまめな掃除で明るさをアップする。 |
12 |
音量は不必要に大きくしない。 |
13 |
DVDやゲーム機器のつけっぱなしに注意する。 |
14 |
その他 |
温水洗浄便座の温水・便座の温度設定を控えめにし、つかわないときには保温便座のふたを閉める。 |
15 |
電気式衣類乾燥機は極力使用しない。 |
16 |
電化製品共通 |
スイッチをこまめに切る。 |
17 |
省エネ効果の高い製品への買い換えや、省エネモードやタイマー機能を活用する。 |
18 |
季節によって必要ない機器や、使用頻度の低い機器はコンセントを抜くまたは主電源を切る。 |
19 |
スイッチ付きテーブルタップの活用で、待機電力の削減を心がける。 |
20 |
生活行動 の工夫 |
家庭において、特にピークカットが求められる時間帯
(13:00〜16:00)(※)の電力使用を極力抑える。 |
21 |
家族が同じ部屋で過ごし、消費電力を抑える。 |
※時間帯については、政府の電力需給対策によって見直す可能性がある。 |
|
分 野 |
対 策 |
1 |
エアコン |
暖房の温度設定を控えめにする(20℃が目安)。 |
2 |
使用時に扉やカーテン・ブラインドを閉める。 |
3 |
フィルターをこまめに掃除する。 |
4 |
こたつなど効率良い部分暖房や、石油/ガスストーブ、湯たんぽなど電力をつかわない器具の活用を心がける。 |
5 |
重ね着や膝かけなど、衣類の工夫を心がける。 |
6 |
照明 |
電球の間引きや、照度の調整をする。 |
7 |
器具のこまめな掃除で明るさをアップする。 |
8 |
冷蔵庫 |
温度設定を控えめにする(弱に設定する)。 |
9 |
開いている時間を短くし、余分な開閉はしない。 |
10 |
物を詰め込みすぎないようにする。 |
11 |
テレビ |
画面のこまめな掃除で明るさをアップする。 |
12 |
DVDやゲーム機器のつけっぱなしに注意する。 |
13 |
その他 |
温水洗浄便座の温水・便座の温度設定を控えめにし、つかわないときには保温便座のふたを閉める。 |
14 |
炊飯は早朝にまとめ炊きをし、保温機能は使用しない。 |
15 |
電気式衣類乾燥機は極力使用しない。 |
16 |
電化製品共通 |
スイッチをこまめに切る。 |
17 |
省エネ効果の高い製品への買い換えや、省エネモードやタイマー機能を活用する。 |
18 |
季節によって必要ない機器や、使用頻度の低い機器はコンセントを抜くまたは主電源を切る。 |
19 |
スイッチ付きテーブルタップの活用で、待機電力の削減を心がける。 |
20 |
生活行動の工夫 |
家庭において、特にピークカットが求められる時間帯
(18:00以降)(※)の電力使用を極力抑える。 |
21 |
家族が同じ部屋で過ごし、消費電力を抑える。 |
※時間帯については、政府の電力需給対策によって見直す可能性がある。 |
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分 野 |
対 策 |
1 |
空調 |
クールビズ、ウォームビズ(※)を実践し、温度設定を控えめにする(夏期:28℃、冬期:20℃が目安)。 |
2 |
扉やカーテン・ブラインドの使用、扇風機の活用などによる空調の効率化をはかる。 |
3 |
照明 |
昼休みや未使用時の事務所・会議室・トイレなどの、こまめな消灯を心がける。 |
4 |
LED電球への買い換えや、可能な範囲で電球の数の間引きを行う。 |
5 |
冷蔵庫
自動販売機 |
温度設定を控えめにする(強にしない)。 |
6 |
扉の余分な開閉をせず、開閉時間も短くする。 |
7 |
トイレ |
温水洗浄便座の使用や、温度設定を控えめにする。 |
8 |
使用後は必ず保温便座のふたを閉める。 |
9 |
OA機器 |
省エネモードを設定し、未使用時には電源をこまめに切る。 |
10 |
プリンター等の共有機器の使用台数を、必要最低限にする。 |
11 |
最終退室者は共有機器の主電源を切って退社する。 |
12 |
エレベーター |
階段の利用を推奨し、エレベーターやエスカレーターの使用を最低限に制限する。 |
※クールビズ:2017年度も引き続きスーパークールビズとして5月〜10月に展開
ウォームビズ:11月〜3月 |
国産材を利用することにより資金が山に還元され、森林保全・整備につながり、CO2の森林吸収が進むことから、その利用が推奨されています。
国産材を使用した製品として見分けるには、以下のロゴマークを参考にして下さい。 |