電力総連は、5月30日から6月1日までの3日間、「富士社会教育センター御殿場本校」(静岡県御殿場市)において、「第7回ユースリーダーズセミナー」を開催した。 本セミナーは、次代を担う青年リーダー育成のために、知識向上、社会貢献、全国大の相互研鑽・交流により、青年活動の活性化を図ることを目的としており、今回で7回目の開催となる。 本セミナーには、全国から98名の青年リーダーが参加し、「結(ゆい)」をテーマに様々なカリキュラムを実施した。
はじめに開講式を実施した。開講式では、本セミナーの企画・運営を担当する全国青年委員会を代表して木原副主査(中国地方電力総連)から説明等を受けた。その後、富士山ナショナル・トラスト 花田理事長より歓迎の挨拶を受けた後、電力総連を代表して小田部会長代理および今中組織局長から挨拶を受けた。
続いて、「労働運動の歴史とリーダーの役割」をテーマに富士山ナショナルトラストの花田理事長による講義を受けた。 その後、グループワークとして、各班に分かれて「チームフラッグ」を作成し、それぞれの作品とそこに込めた思いを全ての班が発表した。
2日目は、社会貢献活動として終日フィールドワーク(植林活動 等)を行った。 午前中は、植樹の準備として、「苗の移動」「苗の移植」「チップづくり」「苗置き場の整備」を手際よく行った。 午後からは、場所を富士山5合目に移動し、約100名でのバケツリレーによる苗木の移動や植樹を精力的に行い、約400本を植樹した。
夜からは参加者全員でバーベキューを行った。バーベキューには、電力総連 岸本会長にご参加いただき、激励の挨拶を受けた。 バーベキュー終了後は、キャンプファイヤーや班別交流を行い、より一層の交流を深めた。
最終日は、電力総連 若杉政治渉外局長から「政治活動の重要性と電力関連産業を取り巻く情勢について」と題して、電力システム改革を巡る動向等についてご講演いただき、理解を深めた。
その後、最後のカリキュラムとして、各班で@ユースリーダーズセミナーで学んだこと(得たこと) A今後の組合(青年)活動で活かしたいこと B決意表明等について、グループディスカッションを行い、班ごとに発表した。
閉講式では、小田部会長代理より本セミナーの講評を受け、今中組織局長より参加者に対して今後の活躍に期待を込めた挨拶を受けた。
その後、全国青年委員会の今井主査(四国電力総連)より、今回のセミナーのテーマ「結(ゆい)」に込められた想いについて、「@参加者や電力総連の青年委員、事務局、富士社会教育センターの方々等、このセミナーに関係した全ての人との出会い(縁を結ぶ) A座学やフィールドワークを通じて、みんなのスキルアップ向上(実を結ぶ) B北は北海道、南は沖縄まで参加対象者がおり、普段は接するはずのない各地域を、このセミナーでお互いの距離を縮める(日本全国を結ぶ) C参加者はもとより、企画・運営している青年委員会として、大成功を収められるように、始まりから終わりまで完結させる(結び)と様々な意味が込められており、参加者に少しでもセミナーに込められた想いを感じ取ってもらい、今回のセミナーで経験したことを各構成総連に持ち帰り、青年活動のさらなる活性化に取り組んでほしい」と呼びかけ、締めくくった。