電力総連は、5月24日（金）から26日（日）にかけて、富士社会教育センター御殿場本校（静岡県）にて「第12回ユースリーダーズセミナー」を開催し、全国の青年リーダー等、総勢101名が参加した。
　本セミナーは、電力関連産業の青年層の育成と連帯を目的に、電力総連青年委員会（以下、青年委員会という。）が毎年企画・運営を行い、セミナーテーマを「結（ゆい）　〜NEW SIGN（新しい星座）〜」と設定し、本セミナーをスタートした。

　はじめに開講式で、阿良克朗 青年委員会副主査（沖縄電力総連）から本セミナーの趣旨説明（セミナーの目的や4つのファクターなど）を受け、テーマの理由「皆さんが新しい時代を光照らす星となって、一人ひとりが全国大のネットワークで結びついてもらって新しい星座（時代）を創って欲しい」とメッセージを送り参加者全員でセミナーに取り組むうえでの認識を合わせた。

　その後、自己紹介を班ごとに行い、グループディスカッションでは「職場での悩みの共有」を各班で出してもらい、解決策を班の中で共有した。その上で、各班を政党と位置づけ各班の政策（職場の悩みの解決策）を発表・投票を行い、今夏の参議院選挙を想定しドント式で開票を実施した。全体交流会では、開票速報から班の中を深めることを目的に某クイズ番組に似せて実施し1日目を終了した。

　2日目は終日、野外でのフィールドワークを行った。はじめに、青年委員会から「労働組合とは」と題した講義を行い労働組合の基礎知識を学び、「富士山での植樹活動をなぜ行うのか」を青年委員会から説明があった。その後、屋外に移動し富士山へ植樹する苗木のポットをトラックへ200本積み、同時並行で苗木の草むしりや、ポットの移し替えの作業を行った。
　昼食休憩では、カレーライスを班ごとに作成した。今年のメンバーは、特に大きな失敗もなく各班おいしく食べ午後からの富士山植樹への英気を養った。

　午後からは富士山五合目へ移動し、入口の鳥居で安全作業と苗木が育つことを全員で祈願してから植樹活動を実施した。
　はじめに、5合目に事前に運搬した分を含め苗木約500本を運ぶ作業を実施した。参加者は足元の悪い勾配のある山道を2往復して植樹サイトまで苗木を運ぶなど、相当のハードワークとなったが、参加者同士がフォローし合い取り組むことで完遂することができた。その後、苗木が大きく成長することを祈念しながら苗木を1つ1つ丁寧に植えていった。参加者からは、「富士山は木が生い茂っていると思ったが意外と木が生えてないことに驚いた」「みんなで植えた苗木が多きく育って欲しい」などの感想があった。
　また今年の富士山は、快晴に恵まれ汗が滴る中での作業でしたが体調不良者が出ることなく無事に作業を終えることができた。

　夕方はバーベキュー・キャンプファイヤー・寸劇などを通じて、参加者同士の交流を深めた。交流の最後に、カレー作りの合間に作成したメッセージをランタンで照らし日本地図にあてはめ全国の繋がりを表現したことと、ホールでは各班が発表した政策ポスターを使用しブラックライトでライトアップのサプライズを実施した。（蛍光塗料でメッセージを描き、暗闇に映し出した）

　最終日は、電力総連三役による講演とこれまでの活動の振り返りを実施した。はじめに、電力総連の木村会長代理より「青年に期待すること及び政治について」と題した講演を受けた。
　その後、これまでの活動内容を踏まえ、各構成総連に分かれて活動の振り返りや各構成総連の青年活動に反映するべきこと等についてグループ討議した。参加者から「全青の運営を真似したい」「サプライズの演出を自組織でも実施したい」などの感想を受けた。

　最後に、閉講式を実施し、山本組織局部長から挨拶を受けた後、唐谷豪志 青年委員会主査（九州電力総連）から「この参加者から機会があればぜひ全国の青年委員会に来て欲しい」とメッセージを送り、本セミナーを盛会裏に終了した。

　セミナー終了後に、参加者皆さんが作成したメッセージ付きランタンを浜野議員へ届けた。