電力総連は、平成22年11月1日から11月3日の3日間にわたり、構成総連、加盟組合の新任役員52名の参加のもと、「電力総連ユニオンカレッジ2010」を開催した。
冒頭、電力総連浜野会長代理から、組合の要となる活動を期待するとのあいさつがあり、その後「電力総連の課題と役員への期待」と題した基調講義を行い、組織内の活動とともに、労働運動が果たすべき社会的な役割の大切さを提起した。
続いて、ライフビジョン代表取締役・奥井禮喜氏は、人間の行動と組織の関わりは密接なものであり、私達の中で組合活動が如何に大切であるかを説いた。
また、労働者福祉中央協議会笹森清会長(電力総連名誉顧問)からは、創業の初心を学ぶことを通じ新たな運動が開けることについて、自らの経験を交えて講演いただいた。
社労研事務局長の大野俊三氏は、組織防衛といった観点から、リーダーが成すべき役割、心構えを講演。最終日には、民主党大塚耕平参議院議員にも駆けつけていただき、社会情勢を踏まえた政治の役割について、国政報告も兼ねてお話いただいた。
カリキュラムの中では、電力総連の各局長との意見交換のほか、3日間を通じて冨士社会教育センター・中村講師によるワークショップが行われ、講演、講義を振り返るなど、組合の役割・認識を深化することとなった。
また、参加した役員は、全国に広がるネットワークの素晴らしさを改めて感じることとなり、あらゆる機会を通じて連帯を深め、研修を終了した。 |