電力総連は、平成23年11月3日から5日の3日間にわたり、構成総連、加盟組合の新任役員60名の参加のもと、「電力総連ユニオンカレッジ2011」を開催した。
冒頭、電力総連種岡会長から、「電力総連の課題と私たちの取り組み」と題して東日本大震災以降の電力関連産業を取り巻く環境の変化説明と今後、組合員としてどう取り組むべきかなどの基調講演を受けた。
3日間の中で、(株)日本レーザー社長の近藤宣之氏からは「労働運動の理念と歴史」について、自らの経験を交えて講演いただき、社労研事務局長の大野俊三氏には、組織防衛といった観点から、リーダーが成すべき役割と心構えの講演。最終日には、藤原正司組織内参議院議員による、東日本大震災以降の厳しい経済の中で政治の役割、組織内議員としての対応などの講演をいただいた。カリキュラムの中では、電力総連の各局長との意見交換のほか、3日間を通じて冨士社会教育センター・中村講師による「職場活動とワークルール」「職場重点活動・安全」「わたしたちの暮らしと政治」についてワークショップが行われ、個人の見識を高めることができた。
また、研修の最後に、東北総連の参加者全員より、東日本大震災における支援に対する感謝の言葉と今後に向けた力強い決意が述べられ、研修を終了した。 |