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 組織の強化をめざして
 2017ユニオンカレッジを開催

ユニオンリーダーとして活動していくために
〜 電力総連 ユニオンカレッジ2017を開催 〜

電力総連は、平成29年10月26日(木)から10月28日(土)にわたり、IPC生産性国際交流センター(神奈川県三浦郡葉山町)において構成総連、加盟組合の新任役員47名の参加のもと、「電力総連ユニオンカレッジ2017」を開催した。

基調講義を行う
大久保会長代理

はじめに、大久保会長代理より基調講義を行い、「労働組合は、一人の方が活躍するのではなく、組織の力で活躍したほうが、より強く仕事をした時の充実感や達成感、達成度がある」「生産性を上げることは、仕事に対する気持ちであり、生産を多くして豊かになろうとする精神状態であると思っている。そんな中、経営者で視野の狭くなっている人もいるのは事実であり、そのような人は、労働者が頑張れば生産性が上がると考えている。労使で共に豊かになろうとするならば、経営者として、設備投資を行い、労働者は仕事に対して創意工夫・改善提案をし、総合力で生産性は上がっていくものである。労働者だけが、頑張って上がるものではない。」と組合役員の心構えや組合役員としての生産性に対する考え方について講義をされた。また、労働組合の存在理由や目的は「1点目は、労働条件の維持向上であり、賃金向上や労働条件の向上、福利厚生」「2点目は、安定した雇用」「3点目として安全衛生」「4点目は、経営のチェックであり、コンプライアンス」である。「労働組合運動の中で、社会性や社会情勢を十分理解した活動をして頂きたい。現場・組合員を常に見ていかないと、運動の方向性を間違ってしまうことになる。皆さんは労働者を守ることを義務として背負っているので、多くの労働者・組合員をしっかりとした豊かな生活に、導いて行って頂きたい」と激励をされた。

国政対応の厳しい中、浜野よしふみ参議院議員も参加頂き国政報告を受けた。初めに今後の政治状況について、「今後の政党組織運営はしっかりと見極めて行かなければならない。大きく動いた政治状況で、電力総連として適切な方針を慌てずに立てていくことが必要である」と情報を伝えて頂いた。また、4年間の国政報告では「原子力規制行政問題、地球環境問題、労働政策問題」について報告を頂き、「これからも職場の皆さんから教えて頂きながら、国会や行政へ質問をして行く。私の議席や小林さんの議席を活用して貰いたい」と力強い言葉を頂き参加者全員と握手をされ、激励を頂いた。

講演をされる
近藤宜之氏

続いて、(株)日本レーザー 近藤 宣之 社長より「労働運動と組合リーダーの役割」と題し「戦後の労働運動の変遷と組合リーダーの役割」「組織のかつ性化と多様化にあわせた労働組合の活動」について講演をいただいた。参加者に対し「風通しの良い職場は、挨拶からである。挨拶の漢字の「挨」は心を開く、「拶」は相手の懐に入るという意味である。まず役員の皆さんから組合員に挨拶を行い、心を開いて懐に入って頂きたい。会社は“おカネ”にフォーカスした経営を行う一方、労働組合は“ヒト”にフォーカスした運動を展開する。組合員の声をしっかりと聴くこと、また多様性を受け止めることができる能力が重要である。職場リーダーとして今後の活躍に期待している。」との励ましの言葉がかけられた。

2日目は、社労研 大野 俊三 事務局長が「組織防衛の必要性」と題した講演を行い、「民主的労働運動を維持するためには、職場の異常を即座に把握することが重要であり、そのためには組合員の話を聴く姿勢を持つことが大切である。労働組合の大義名分は、職場の声を聴くことになる。職場の声が強ければ自信と確信を持つことが出来る。より多くの声を聴かなければならない。労働組合は、全員参加をしていかなければならない」と実体験にもとづいた講義された。また、労働組合は組織防衛上のチェック機能を果たす役割があり、「経営者に理解してもらうため、組合が取り組みを行うことも必要である」とのアドバイスをいただいた。

その後実施した電力総連役員を交えての意見交換では、各局からの取り組み状況報告をした後、参加者を4つのグループに分け、参加者各班で前日にとりまとめた質問事項を電力総連執行委員が回答する形式で意見交換を実施した。主な質問事項として「安全衛生の取り組み」「組織強化・拡大への取り組み」「人材育成の取り組み」「エネルギー政策を巡る諸課題への対応」「働き方改革への取組み」などが挙げられ、予定時間を超える熱のこもった意見交換となった。

〇国政報告を行う浜野よしふみ議員

 
講演をされる
中村勝雄氏

また、3日間を通して、富士社会教育センター 中村 勝雄 専務理事から講義を受けた。「職場活動とワークルール」「暮らしと政治と労働運動」「職場重点活動・安全衛生」等の講義では、「雇用を含めた職場組合員を守るためにワークルールを活用し、どのように諸課題に取り組むかで活動が変わってくる」「安全衛生活動は、知行合一であり、どんなに安全衛生が大切だと理由を知っていても、実践をしなければ知っていることにはならない、安全衛生は実践哲学になる」「日本は法治国家で、私たちの意見を反映させるには考えを、理解してもらえる議員がいることは大切である」など民主的な労働運動の必要性や、組合役員として日常活動等における知識、安全衛生、政治と暮らしのつながりなど、組合役員として知識を深める講義となった。また、3日間の共同生活や交流などを通じて、全国大の仲間同士のネットワークづくりや連帯感を醸成することができた。

全体総括をされる
長谷局長

最後に、長谷組織局長から「この3日間の研修で出会った、全国の仲間との絆を大切して頂き、皆さまの活躍に期待している」と3日間の総括を行い、ユニオンカレッジ2017を終了した。

以上

【講義風景】


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