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 組織の強化をめざして
 2018ユニオンカレッジを開催

ユニオンリーダーとして活動していくために
〜 電力総連 ユニオンカレッジ2018を開催 〜

基調講義を行う
木村会長代理

電力総連は、平成30年10月25日(木)から27日(土)にわたり、レクトーレ葉山(旧:IPC生産性国際交流センター 神奈川県三浦郡葉山町)において構成総連、加盟組合の新任役員49名の参加のもと、「電力総連ユニオンカレッジ2018」を開催した。

はじめに、木村会長代理より基調講義を行い、電力総連運動方針を受講生に伝え、「組合役員としてのスタンス」「電力関連産業で働く意義」として、社会的信頼、地域貢献など、存在感を高めて、各人の人生が豊かになるようにとアドバイスを贈った。

最後に、「星の数ほどある企業の中から夢と希望を持ってこの会社を選び、私達はライフラインを守る崇高な使命感を持って、あらゆる自然災害に臆することなく社会に貢献している。このことを、誇りに思い自らの業務・役割を遂行している。東日本大震災以降の誹謗中傷や仕事量の増大に伴う過重労働など辛いことはあるが、安全最優先の風土を大切に自らの力で乗り越えていかなければならない。いつか定年退職を迎えた日に『やっぱりこの会社を選んで良かった』と心から思えるよう、電力関連産業の魅力を取り戻す活動を共に進め行きましょう」と激励された。

富士社会教育センター
落合理事長

続いて、富士社会教育センター落合清四理事長より「労働運動と組合リーダーの役割」と題し「日本の労働運動歴史」「産別活動の強化」「労働組合の社会的影響」について講演をいただいた。リーダーとして「虫の目、鳥の目」で職場を確認し、問題が全体の問題なのか個々の問題なのかを見極め「魚の目」で時代の流れを見て「リスク」を恐れずに進まなければ、問題は解決できない。命より大切な物を作り、誇りを持つ大切さなどの心構えを講義された。

2日目は、社労研大野俊三事務局長が「組織防衛の必要性」と題した講演を行い、「民主的労働運動を維持するためには、職場の異常を即座に把握することが重要であり、そのためには組合員の話を聴く姿勢を持つことが大切である。労働組合の大義名分は、職場の声を聴くことであり、組合役員は、黙って怒らずに職場組合員の声を聞くことが大切である。労働組合は、全員参加をしていかなければならない」と実体験にもとづいた講義をされた。

また、労働組合は組織防衛上のチェック機能を果たす役割があり、「労働組合役員が、労使協議などで物を言っていく事が大切である」とのアドバイスをいただき「皆さんが、組合役員であるうちにグループ会社で新規組合の立ち上げをして欲しい」と激励された。

その後実施した電力総連役員を交えての意見交換では、各局からの取り組み状況報告を行った後、参加者を4つのグループに分け、参加者各班で前日にとりまとめた質問事項を電力総連執行委員が回答する形式で意見交換を実施した。主な質問事項として「安全衛生の取り組み」「組織強化・拡大への取り組み」「男女平等参画社会実現に向けた取り組み」「電力を取り巻く政治情勢」「エネルギー政策を巡る諸課題への対応」「働き方改革への取り組み」などが挙げられ、予定時間を超える熱のこもった意見交換となった。

最終日には、組織内国会議員である小林正夫議員より、現在の国民民主党のおかれている立場や浜野議員の二期目への取り組みが伝えられ、「あんぜんプロジュエクト」への思いや働き方改革などの国政報告がされた。受講者より、「工業高校が少なくなっていっているなか、学校の教育のなかで、電気について魅力ある教育を行ってほしい。ライフラインの大切さや社会貢献の大きさなどを教育現場で伝えて、次の世代の育成を行って欲しい。」「太陽光発電の出力抑制についての報道の在り方について、しっかりと正しい情報を国の責任で行って欲しい。そして、国会議員の皆さんにも正しい知識を知って頂きたい。」「震災で各電力会社より電源車が届けられたが、そのことが、政府の指示で送られており、復旧が大方出来たタイミングでも電源車を戻せない状態であった。関西や中部の状況を考えると疑問が残るので、政府に対して意見をお願いしたい。」と短い時間ではあったが、有意義な意見交換となった。また、小林議員の呼びかけにより、浜野必勝に向け参加者全員で折鶴を作成した。

○国政報告を行う小林正夫議員
参加者全員による浜野必勝折鶴作成
講演をされる
中村専務理事
総括される
長谷局長

また、3日間を通して、富士社会教育センター中村勝雄専務理事から講義を受けた。「職場活動とワークルール」「暮らしと政治と労働運動」「職場重点活動・安全衛生」等の講義では、「雇用を含めた職場組合員を守るためにワークルールを活用し、どのように諸課題に取り組むかで活動が変わってくる」「安全衛生活動は、知行合一であり、どんなに安全衛生が大切だと理由を知っていても、実践をしなければ知っていることにはならない、安全衛生は実践哲学になる」「日本は法治国家で、私たちの意見を反映させるには、考えを理解してもらえる議員がいることは大切である」など民主的な労働運動の必要性や、組合役員として日常活動等における知識、安全衛生、政治と暮らしのつながりなど、組合役員として知識を深める講義となった。

全体総括として、長谷組織局局長より「ここで得た知識や仲間とのつながりを広げて頂きこれからの労働運動を頑張って頂きたい。私も電力総連の仲間であるので、ともに頑張っていきましょう」と3日間の総括を行い、ユニオンカレッジ2018を終了した。

以上


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