電力総連は、9月4日〜5日の2日間、香川県高松市の香川県県民ホールにおいて、全国から大会関係者約1500名を集め、第22回定時大会を開催した。原子力発電をめぐる一連の問題をはじめ、電力総連を取り巻く環境は大変厳しい状況にはあるが、2002年度運動方針など全ての議事を満場一致で確認し、加盟組合員24万人が一丸となってこの荒波を乗り越えていくことを誓いあった。
大会冒頭、妻木会長は、東京電力の虚偽の報告および社員の関与についてお詫びを述べるとともに、電力自由化に関わる論議や、この極めて厳しい情勢下での労働組合はどう行動すべきかなどについて話し、最後に、電力関連産業を発展させ、雇用と総合的労働条件を守っていくとともに、風通しが良く
活力ある職場、労働組合づくりに全力で取り組みたいと挨拶した。
続いて、地元を代表し眞鍋香川県知事から歓迎のご挨拶をいただくとともに、政党関係では、民主党の鳩山代表、公明党の冬柴幹事長、自由党の渡辺幹事長代理から、今回の原子力発電所での不祥事について遺憾の意を表明しながらも、我が国の基幹エネルギーでもある原子力発電への早期信頼回復をお願いしたい等、来賓それぞれから激励のご挨拶をいただいた。
また、関係団体からは、連合の草野事務局長、日本化学エネルギー鉱山労協の和田事務局長、全国ガスの田嶋委員長より連帯のご挨拶をいただいた。昼食休憩を挟んで午後からは、海外からお越しいただいた、大韓民国全国電力労働組合、中華民国台湾電力工会、中華民国台北市電気装置業職業工会の代表役員の方々から、友情と連帯のご挨拶をいただいた。
更に、組織内国会議員である長谷川清参議院議員、藤原正司参議院議員からも激励のご挨拶をいただき、大会に華を添えていただいた。
その後、浜野事務局長がスライドを映しながら、主要活動報告を行った。続いて、各種会計報告が行われ、満場一致で2001年度の活動報告が承認された。大会提出議案としては、(1)2002年度運動方針、(2)規約の一部改定、(3)予算関係などについて、質疑や意見討論など充分な審議を行い、満場一致で全ての議案が可決・承認された。
大会2日目は、派遣専従役員の紹介が行われ、その中で連合笹森会長は、21世紀のにおける労働組合活動のあり方などについて挨拶された。その後、役員の選出・承認が行われ、2002年度の執行体制が確認された。続いて、今年で活動5年目の節目となる「地球を救うCOCOちゃん運動」推進アピールに対して、私たち一人ひとりの力を合わせて地球温暖化を防止しようと、大会参加者全員の拍手で確認した。
最後に、電力総連を取り巻く状況は大変厳しい中にあるが、加盟組織・組合員24万人の総力を結集し、この難局を乗り切っていくことを誓い合い、妻木会長の「ガンバロー」で2日間の大会の幕を閉じた。
執行部を代表してあいさつをする妻木会長 |
全国各地から約1,500名が集まった |
経過報告は今年もスライドで視覚に訴えた |
運動方針を提案する田中会長代理 |
厳しい時代での運動方針を満場一致で決定 |
絶妙なるコミュニケーションで
スムーズに進行いただいた議長団
眞辺幸博議長(四国) 須藤めぐみ副議長(九州) |
2001年度新規加盟組合の執行委員長 |
妻木会長の「ガンバロー」で
2日間の大会の幕を閉じた |
四国電力総連のみなさん
ご協力ありがとうございました |
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| 今大会をもって退任された役員 −ご苦労さまでした− |
星野 純（関東） |
新里 善和（原電） |
鹿野 晃（関東） |
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