電力総連は、第31回定時大会を9月6日・7日「名古屋市公会堂」にて開催し、全国各地から約1,500名が参加した。
大会を始めるにあたり、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により尊い命をなくされた方々、またこの1年間に不幸にしてお亡くなりになられた仲間の方々にたいし、全員で黙祷ささげ、ご冥福をお祈りした。
冒頭あいさつをした種岡会長は、「大震災が発生してから半年が経とうとしているが、この間、余震に対する恐れもある中での設備の復旧、保安の確保、事故の拡大防止などに果敢に取り組んできた組合員の姿を思い浮かべるときに、その使命感にただただ「敬意」という言葉しか見つからない。
全国から会社や部門、あるいは地域を超えて支援をいただいた組合員を思うときに、電力総連の仲間の絆と連帯の強さということを改めて感じた。
今日まで日本の経済、産業を発展させて、国民生活を支えてきた原動力の1つが、私たちが守り培ってきた電力関連産業だと思う。私たちは、これまで責任と誇りを持って安定供給のために取り組んできたが、今日も明日も来年も、そして、その次の世界でも引き続き電力エネルギーの安定供給を達成していく、そういう責任があると思う。そのための活動を今後も進めていくことをぜひ皆さんで確認し合いたいと」と述べた。
来賓には、連合の古賀会長をはじめ、海外からも、大韓民国全国電力労働組合、中華民国台湾電力工会、中華民国台北市電気装置業職業工会、そして今回初めて、ICEM国際化学エネルギー鉱山一般労連からマンフレッド・ワーダ書記長をはじめとする6名にご出席いただいた。
それぞれの代表からは、このたびの震災によりお亡くなりになられた方々への哀悼の意と被災された方々へのお見舞いの言葉とともに、電力総連組合員に対する大変心温まる激励のメッセージを賜った。
|