電力総連は、平成25年9月5日(木)〜6日(金)、沖縄県那覇市「那覇市民会館」において、第33回定時大会を開催し、12構成総連、代議員283名(内女性23名)、代議員(中央委員)66名(内女性7名)、計349名(内女性35名)、および特別代議員12名が出席し、傍聴を含む約1,300名が全国各地より参集した。
議長団選出においては、議長に松原 淳代議員(沖縄電力総連)、副議長に筧中 愛理代議員(関西電力総連)が承認された。
大会挨拶に立った種岡前会長は、「東日本大震災から間もなく2年半が経過し、被災地の復興は道半ばであるが、極めて厳しい環境の中で被災された皆様に希望の灯を一つ一つ灯してきた電力総連の仲間の取り組みや電力の安全・安定供給を守り抜く仲間、各原子力職場で1日も早い戦列復帰を目指し原子力安全の向上対策に取り組む仲間、節電のご協力や電気料金値上げをお願いせざるを得ない仲間、多くの困難に立ち向かっている仲間の皆さんに心から敬意を表するとともに、今後とも全国からのご支援のもと、安全衛生の確保を第一に着実に展開されるような環境整備が大切である」とし「福島第一原子力発電所の事故については、難航する汚染水処理を巡る課題への対応など、極めて厳しい環境の下で、多くの仲間が最前線で懸命の努力を積み重ねている。被害にあわれた皆様への賠償・支援等に向け、日々献身的な取り組みを続けている仲間がいる。引き続き電力総連としても、緊密な連携のもと、放射線健康管理を含めた安全衛生の確保を大前提に福島における現場第一線の真摯な努力を全力で支えていかなければならない」と述べ、当面の活動について以下の6点について触れ挨拶をした。
- 働く者の安全衛生の確保について
- 組織強化・拡大と男女平等参画社会実現への取り組みについて
- 職場の状況とエネルギー政策に求めるもの
- 春季生活闘争と基本的労働条件維持の取り組みについて
- 国際労働運動について
- 参議院議員選挙と政治活動について
(詳細については、「電力総連第33回定時大会会長あいさつ」を参照)
2012年度一般経過報告では、内田前事務局長より安全衛生活動の強化、組織拡大、男女平等参画社会実現への取り組み、総合的労働条件の維持・向上、2013春季生活闘争、エネルギー政策、産業政策課題への対応、政治活動などを報告した後、一般会計・年金会計等の財務報告が行われた。
2012年度一般経過報告に対する質疑・討論、意見・要望では、安全衛生確保を最優先に引き続きの活動の充実と強化の要望、放射線下労働における安全衛生確保のための対応ガイドライン制定のお礼、青年活動への変わらぬ理解と支援の要望が出され、2012年度の経過報告は一括承認された。
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