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 定時大会
 電力総連 第39回定時大会(2019.9.4〜5)

〜全国各地から約1,500名が参集、電力総連2019年度がスタート!!〜

電力総連第39回定時大会

電力総連は、令和元年9月4日(水)〜5日(木)、「伊東市観光会館」において、第39回定時大会を開催し、12構成総連、代議員334名(内女性28名、欠席1名)および特別代議員12名が出席し、傍聴を含む約1,500名が全国各地より参集した。
(議長 片山修代議員(関東電力総連)、副議長 岡本朗子代議員(関西電力総連))

挨拶する岸本会長

岸本会長より、「元号改めての5年ぶり伊東の地での第39回定時大会に結集していただき大変ご苦労様です。

本年七月の第25回参議院選挙におきまして「浜野よしふみ」氏を再び国政に送ることが出来たことを全国の仲間と共に共感できる感慨深い大会になる。

また、今、この瞬間も国民生活と、産業活動に不可欠な電力の安定供給を守り抜く対応をはじめとして、全国各地の持ち場、持ち場で多くの困難に果敢に立ち向かっている仲間の存在を忘れてはなりません。

この一年間を振り返り現場第一線では、
・北海道胆振東部地震や大型台風をはじめ、自然災害が相次ぐなかでの組織・地域の垣根を超えた電力の早期復旧
・再生可能エネルギーの大量導入や原子力発電の長期停止、火力発電等の電源脱落リスクなど、極めて厳しい条件の下での安全・安定供給の確保
・電力・ガス全面自由化市場で勝ち抜くための競争力強化とそのためのグループ挙げた経営効率化への対応、さらには来年4月に控える送配電部門の法的分離等への対応
・原子力関連施設の新規制基準への対応や福島第一を含めた原子力発電所の廃止措置の取り組み、など喫緊の課題に対応
・2019春闘における労働諸条件向上への取り組みや、産業政策課題への対応
・第19回統一地方選挙への対応そうした中での第25回参議院選挙への対応

をはじめとして、正に激動の月日であったが、組織の英知を結集し果敢に対応してきた一年であった。これらの運動に参画を頂いた全ての仲間に、改めて敬意を表する。」と挨拶した。

続いて、運動を進めていく上での基本認識と当面する諸課題として以下について触れた。

1.働く者を取り巻く情勢と課題、今後の労働運動

2.参議院選挙結果と、今後の政治対応

3.産別の足元の諸課題と対応

(詳細については、添付の「電力総連第39回定時大会会長挨拶」を参照)


大会参加者

結びに、「私はこの6年間、全国各地を訪問させていただき多くの仲間の皆さんと意見交換させて頂いた。

そこで感じたことは、直面する諸課題を前にしてひるまず、ブレずに仲間と手を携え、公に尽くすという使命感を持ち、自らを奮い立たせ、ひたむきに前に進もうとする仲間の姿勢があった。そうした姿に私自身が励まされ、大きなお力、またお知恵も頂いた。これこそが電力総連という組織の誇り、素晴らしさだと実感している。歴史の評価に耐えうる労働運動を新執行部、構成組織、組合員が一体となり展開していくことを乞い願いしつつ、本大会における構成員の闊達な議論をお願する。」と挨拶を締め括った。

【2018年度 一般経過報告】

石田事務局長より安全対策、組織拡大の取り組み、教育活動、男女平等参画社会への取り組み、総合的労働条件の維持・向上、2019春季生活闘争の取り組み、原子力発電所の再稼働に向けた取り組み、エネルギー・環境政策を巡る課題への対応、政治活動などを報告した。くわえて、岡崎副事務局長より、財政健全化検討委員会の報告を行った。

質問、意見・要望については、四国電力総連より7月豪雨災害に対する支援についての感謝とお礼と特定重大事故等対処施設への対応、原電電力総連より第25回参議院議員通常選挙の総括にむけて、今後の後援会活動の在り方について、これまでとは異なるアプローチの仕方などについても検討するよう意見された。一般会計・年金会計等の報告など経過報告事項の全てについて満場一致で承認された。

西岡代議員(四国)

権守代議員(原電)

【新規加盟組合紹介】

岸本会長(左)黒澤委員長(右)

この1年間で電力総連の仲間に加わったEライフ・パートナーズ 労働組合 黒澤聡執行委員長を紹介し、大会構成員全員の万雷の拍手で激励を行った。

【議事 第1号議案 2019年度運動方針ほか】

第1号議案を提起する大久保代理

議事では、第1号議案2019年度執行部より提案を行った後、質疑・討論・意見・要望に入った。

質疑では、安全衛生活動、男女平等参画推進活動、組織拡大への取り組み、政党との関わり方などについての質疑・応答がなされた。

意見・要望では、安全衛生活動、社会貢献活動、電力関連産業の持続的発展、政治活動、男女平等参画推進計画、青年活動などの意見・要望が出された後、石田事務局長より総括を行った。

その後行った採決では、第1号議案から第11号議案の提案された議案は満場一致で承認された。

【運動方針に対する質問・意見・要望についてご発言いただいた代議員の皆様】

百武代議員(九州)
高村代議員(北陸)
五十嵐代議員(関東)
後藤代議員(北海道)
芝原代議員(四国)
竹田代議員(東北)
橋代議員(東北)
唐谷特別代議員(九州)
加藤代議員(電発)
渡邊代議員(中部)
千葉代議員(東北)
高比良代議員(九州)
木村代議員(東北)
糸田川代議員(四国)
松元代議員(関東)
小ア代議員(中部)
菅原代議員(東北)
木原代議員(中国地方)
目次代議員(中国地方)
渡邉代議員(東北)
藤原代議員(関西)
前田代議員(九州)
佐藤代議員(東北)
加藤代議員(関東)
渡部代議員(電発)
石川代議員(中部)
野ア代議員(中国地方)
議事について、満場一致で可決・承認された

【来賓・派遣役員挨拶】

来賓として、吉林章仁静岡県副知事、相原康伸連合事務局長、中西清文連合静岡会長、玉木雄一郎国民民主党代表、海外からの来賓として、インダストリオール・グローバルユニオン ケマル書記次長、大韓民国全国電力労働組合 崔哲豪(チェ・チョルホ)委員長、崔信永(チェ・シンヨン)江陵支部委員長、中華民国台湾電力工会 劉漢通(リュウ・ハントン)総会副理事長、許丕訓(シュ・ピィシュン)分会常務理事、中華民国台北市電気装置業職業工会 黄鎮溪(ホアン・ジェンシ)理事長、黄林彩珠(ホアンリン・ツァイジュ)執行秘書をご紹介しご挨拶を頂いた。

吉林章仁静岡県副知事
相原康伸連合事務局長
中西清文連合静岡会長
玉木雄一郎
国民民主党代表
ケマル書記次長
崔哲豪委員長
劉漢通総会副理事長
黄鎮溪理事長

各関係機関で電力総連の代表として活躍する派遣役員の皆さまをご紹介し、浦野英子全国電力生協連副理事長より派遣役員を代表してのご挨拶を受けた。

(左から役職名省略)
内藤靖博氏(連合本部)、山口潤氏(国際労働財団)、浦野英子氏(全国生協連)、竹谷敦志氏(全国生協連)、挨拶する浦野英子氏(全国生協連)

【退任役員表彰】

続いて名誉顧問の皆様をご紹介し、寺田二郎名誉顧問より名誉顧問を代表しご挨拶を受けた。

(左から)
福田裕次氏、大河原鎮雄氏、妻木紀雄氏、笹岡好和氏、中島悦雄氏、南雲弘行氏、種岡成一氏
挨拶する寺田二郎氏

また、組織内国会議員の浜野よしふみ参議院議員、小林正夫参議院議員よりご挨拶を頂いた。
浜野参議院議員からは「第25回参議院選挙において、電力総連の皆さんのご尽力により当選させて頂き、只々敬意を表します。皆さんから守って頂いた議席を使って各分野において、『実情を踏また責任ある政治・政策を選択』していかなければならない。各産業の職場の皆さんが日本の産業を守っている。職場の皆さんからいただく具体的な問題を行政にぶつけて堅実に活動をしていく」との決意を頂いた。

小林参議院議員からは「日頃の支援に感謝を申し上げる。厳しい状況のなかでの、今次選挙対応に感謝を申し上げる。国会の中で議論される、電力関連産業に関係する課題について職場の皆さんから、ご意見を頂きながら進めていく。色々な報道が出ているが、国民民主党の考えは変わっていない。これからも、『現場の声が国を動かす』この信念で活動をしていく」とのご挨拶を受けた。


小林正夫参議院議員

花束贈呈
浅井執行委員(左)浜野議員(右)

浜野よしふみ参議院議員

また、役員の補充選挙、新役員紹介を行った後、今大会をもって退任される岸本会長はじめ17名の役員のこれまでの労をねぎらい、坂田新会長より表彰し、退任のご挨拶を頂いた。

【執行委員紹介】

新役員紹介を受け、代表として挨拶をした坂田新会長より「3.11東日本大震災以降、言われない誹謗中傷を受けながら電力の安定供給あるいは、福島への責任を果たすため、ひたむきに対応してきた組合員を直に見てきた。各構成総連状況は異なるが、震災以降ひたむきに頑張ってきた組合員の姿は変わらないものだと思う。だからこそ東日本大震災の経験を忘れることなく教訓として行かなければならない。

電力の自由競争の進展による企業価値の向上が声高に叫ばれている。企業の価値は、収益力や資産、株価などではなく、そこで働く社員であり人間である。私たちがこれから働いていくうえで、失敗や苦悩はあるものであり、そのことが人間の力を強めるものだと考える。そうした力を持った人たちが集まる組織や会社が、真に底力を持った価値ある組織、会社であると思う。この電力総連には、そうした価値を持った人たちが集まっている組織だと思っている。引き続き人を大事に、人を大切にした運動をしていきたい。しかし、この間雇用を守ることは口先で守ることは出来ないことも実感・体感をしてきている。企業経営の危機だけでなく、イノベーション等の発展によっても雇用の場が失わされてしまう可能性も否定はできない、だからこそ我々は危機感を共有しながら各社の経営方針あるいは職場実態を把握し対応策を検討してことは重要ではないかと考える。自社で起きたことは他社でも起こりうることであり、ひいては電力関連産業職場全体に波及する認識を持ち、情報共有に努めたい。

来年には、発送電の分離がされます。国民生活に欠かせない重要なライフラインである電気事業の在り方は、今後日本の社会生活にも少なからず影響を与えるものと考える。小資源国である日本のエネルギー政策には、理想と現実とのバランスが取れた納得性のある国家議論が不可欠であり、職場の実態あるいは、働く皆様方の思いをしっかり政策に反映させていくことが重要だと思う。そういった点を踏まえると、今回大変厳しい状況の中で、議席を確保し浜野さんを国会に送り出せたことは、大変意義のある事だと思う。

そのような中で、報道では野党統一会派といった報道がなされているが、決定している内容ではなく、今後どのような動きになるのか現時点ではわからない状態である。しかし、我々労働組合は、政党とは違うのでしっかりと労働組合の本分を守りながら、言うべきことはしっかりと主張し、協力できることはしっかりと協力していく必要があると思っている。引き続き、国民民主党を最大限支援してきた一組織として、構成総連の皆さんとの情報の連携、あるいは認識の共有に努めしっかりと対応して行きたいと思う。

挨拶する坂田新会長

最後にこの間大変残念ながら、死亡災害を含む重大災害が頻発している。安全で健康に働ける職場づくりに向けては、労使間で出来ることは労使間でしっかり取り組んでもらい、労使関係だけでは解決が難しい課題については、電力総連の力を結集し、改善に向けた運動を起こしていくことが重要と思っている。労使間の枠を越え、国、あるいは地方行政に対する意見反映や制度・政策の実現に向けては、各地域における国会議員の皆さんや地方議員の皆さんとの連携、あるいは連合内での合意形成や地域社会への理解活動など、その支援の輪を広げていかなくてはなりません。そういった面を含めると、やはり電力総連から各組織に派遣されております役員の皆さま方を含め、各級機関の役員の皆さんの日々の取り組みが大変重要であり、それを無くして、実現出来るものではありません。私自身、大変微力ではあるが、皆さま方のお力をお借りしながら、安全にそして自信と誇りをもって働き続けられる電力関連産業を目指し、精一杯取り組んでいく。

この2年間、皆さま方には大変お世話になりますが、電力総連内の諸活動を全国各地で汗をかいていただいておられます皆さま方、お一人おひとりの力でお支えいただくことをお願い申し上げる。」

2日間にわたる大会全日程を大会構成員全員の拍手で締め括った。

新執行部

大会参加者

大会参加者

〜第39回定時大会を支えていただいた関東電力総連を中心とした各種委員の皆様〜


議長:片山代議員(関東)副議長:岡本代議員(関西)

大会書記長:小澤氏(関東)大会書記:宮島氏(関東)
(左から)
司会:長谷執行委員、議事進行委員長:大越代議員(関東)、資格審査委員長:市川代議員(関東)、財政審議委員長:金子代議員(関東)
大会サポートメンバーを務めた関東電力総連の皆様
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