女性役員連絡会

女性は労働組合の中で輝ける

伊藤孝恵参議院議員からエンパワーメントされた女性役員

電力総連は、令和4年11月18日(金)~19(土)の2日間に亘り、女性役員連絡会を開催し、構成総連、加盟組合の女性役員(専従・非専従)30名が参加した。
電力総連では、男女平等参画推進計画(以下、推進計画)のポジティブアクションとして「女性組合役員の育成と継続支援」「多様なネットワークづくりとニーズの引きだし」に取り組み、執行委員への女性の参画を高め、男女が共に主体的に参画する魅力ある労働組合を構築していくとしている。
冒頭、酒井会長代理より「職場等で女性が少ない中、孤軍奮闘し組合活動を進めていただいていると思う。電力総連としても状況を把握し男女平等参画の推進に向けさらに取り組んでいきたいと考えており、女性役員の忌憚ないご意見をいただきたい。」とエールと決意を述べた。

女性委員会主査

はじめに推進計画と女性委員会活動報告を行った。女性委員会報告では、主査団より女性委員会の成り立ちから男女平等推進に向けた取り組みの経緯、各種選挙への取り組み、女性役員のスキルアップに向けた勉強会などの開催し、男女平等参画推進に必要だと考えられる3つの視点 ①女性役員の増員 ②女性役員の活動の継続と定着 ③女性役員のスキルアップ を踏まえた組織運営の必要性について、報告がなされた。

意見を取りまとめる参加者

続いて、組合活動の課題の共有など参加者が事前に取り纏めた情報交換シートをもとに、グループワークのテーマとして「①女性が組合活動に参画するために必要なこと」と設定し、役員としての心構え、組合活動の中での課題や、女性がより組合活動に参画するために必要なことなど、「組合」「会社」「社会」に求めるものなど活発な意見交換となった。なお、今回のグループワークは、1つのグループだけの意見交換ではなく、他のグループに移動して、多くの参加者と意見交換が出来るワールドカフェ方式を採用した。

左から浜野議員、竹詰議員

また、政治活動参画意識高揚の取り組みとして、女性国会議員と組織内国会議員との意見交換を実施した。女性国会議員との意見交換では、国民民主党副代表の伊藤孝恵参議院議員を迎え、立候補した理由やこれまでの家族の支え、政治理念など実体験を踏まえた報告をいただいた。その後、組織内国会議員の浜野・竹詰両参議院議員より、電力関連産業を取り巻く情勢と政治、国民民主党についてなど、両議員の活動や考えを直接聞くことで、これまで以上に参画意識が高まった。
2日目は、昨日に行ったテーマ①の意見交換を踏まえ、グループ発表を行い、全体共有を図った。テーマ①「女性が組合活動に参画を進めていくため」では、組合へ求めるものは、「引継ぎや組合活動の属人化、会社で実施している働き方改革のような組合活動改革」、「男性組合役員の意識改革」などが挙げられた。会社へ求めるものは、「組合活動の理解や時間の配慮」などが挙げられたほか、政治・社会に求めるもの、自分が出来ること・すべきことの発表も行われた。
続いて、グループワークテーマ②「働くうえでの課題~私達の困ったことなど~を声にあげ、国民民主党に届けてみよう!」と設定し、テーマ①と同様に意見交換と発表を行った。
組合に求めるものとして、「働きやすくなるような制度を会社に求めるとともに、制度化されているものについては周知すること」が挙げられ、会社に求めるものは、「働き方の選択、各種制度の周知」などが挙げられた。また、自分が出来ること・すべきことについては、「まずは自ら制度を積極的に利用し、取得しやすい環境に向けて取り組んでいきたい」など発表が行われた。

意見交換の中で、見えてきた課題などについて発表する参加者

閉会のあいさつでは、末竹組織局長より「2日間を通して何かしら新たな気づきがあれば幸い。更に、悩みや相談など今回築いたネットワークを生かして活動をすすめてほしい。電力総連としては、スキルアップの場を今後も設けていきたい。自組織において、本連絡会で話し合われたことを共有し、仲間を増やし、皆様の益々の活躍を期待する。」と述べ、連絡会を終了した。

以上