第16回ユースリーダーズセミナーを開催
全国の青年リーダーが集い、絆と連帯を深める
Next is... ~自分たちの「イロ」を見つけよう~
電力総連は、5月17日(金)~19日(日)、富士社会教育センター御殿場本校(静岡県)において「第16回ユースリーダーズセミナー」を開催し、全国の青年リーダー等、総勢69名が参加した。(参加者57名、実行委員12名)本セミナーは、電力関連産業の青年層の育成と連帯を目的に、電力総連青年委員会(以下、青年委員会という)が毎年企画・運営している。
~ テーマに込められた電力総連 青年委員会の想い ~
Next is...
次代を担うリーダーの育成を目的とし、今セミナーを通じて青年層ならではの豊かな発想力と自ら挑戦する行動力を培ってもらい、次へのステージアップをはかる。
また、参加者としてではなく、“次は君たちの番だ”という気持ちを込めて、青年委員会委員からのバトンをつなぎたい。
自分たちの「イロ」を見つけよう
開催回数の「16」を読み替えると「イロ(色)」となることから、スタッフ・参加者ともに「色」を出してユースリーダーズセミナーで成長してほしい。自分で自分を磨くことも大切だが、仲間たちと交流を深めることで新しい考えや価値観を得て視野・人脈を広げ、自分らしい鮮やかな色を出してほしい。
セミナーの様子
1日目
開講式
多賀谷 優哉青年委員会事務局長(電発総連)の進行のもとセミナーを開講。主催者を代表し挨拶に立った城倉組織局長からは、「誇りと自信と責任を持って。“良きリーダーは恥をかけ”の言葉のもと失敗を恐れず、積極的に参画してほしい」との激励の言葉が送られた。続いて、青年委員会を代表し、山本 竜聖青年委員会副主査(四国総連)より、セミナーの主旨やテーマに込められた想いが語られた後、「楽しむ場面では全力で楽しく真面目な場面では真面目に、メリハリを持って有意義な3日間を過ごしてほしい」として、セミナー受講にあたっての心構えについて認識合わせを行った。
基調講和・意見交換
はじめに、電力総連 大森会長代理より電力総連の現状や課題等について講話を行った。続けて、講話を受けて感じたことなどについて班内でディスカッションした後、大森会長代理との意見交換を行った。参加者からは、人員構成の変化に伴う課題や労働条件、政治の取り組みなど幅広い視点から質疑・意見等の発言があり、活発な意見交換が行われた。
自己紹介・アイスブレイク
鈴木 遥紀青年委員(中国地方総連)の進行のもと、3日間をともに過ごす班の仲間と自己紹介。テーマの「自分たちの『イロ』を見つけよう」のもと、班のメンバー同士で第一印象のみでイメージカラーを選定。仲を深めるための相手を“知る”きっかけとなった。
スタディ①「基礎から学ぶSDGs ~いろんな数字で見えるもの~」
知っているようで実はあまりよく理解していない「SDGs」について、SDGsスクールファシリテーターを取得している鹿内 菜津実青年委員(北海道総連)の進行のもと学習を行った。ここでは、ただ知識としてSDGsについて学ぶだけではなく、ディスカッションやゲームを交えて参加者同士が交流を深めながら楽しく学びを得た。特に、SDGsにおける課題の解決方法を発想していくゲームでは、自然と一人ひとりがSDGsの問題解決に向けて考えるきっかけになるとともに、ゲームの中での目標達成のために、リーダーシップやコミュニケーションスキル、チームビルディングスキルなどが問われるため、次代を担うリーダー育成のためのスキルアップの機会にもなった。
2日目
スタディ②「富士山の森づくり」
公益財団法人オイスカ(以下オイスカ)が取り組んでいる森林保護活動「富士山の森づくり」に参画するにあたり、前浜 慶太青年委員(北陸総連)より森づくりの必要性や活動の内容について説明。活動では、参加者同士が協力しながら、植樹した苗木をシカの食害から守るためのネットの補修作業を実施した。参加者を代表して安田 佳歩さん(中国地方総連)よりオイスカへ感謝の言葉を述べられるとともに、「森づくりに関わることで思い入れができた。これからも、こうした取り組みがあれば積極的に参加したい」との思いが述べられた。
3日目
スタディ③「成人のための政治講座」
豊岡 哲矢青年委員会副主査(関西総連)の進行のもと、クイズ等を交えながら政治に関する学習を行い、若年層が政治に関わることの重要性や組織内議員の必要性などについて理解を深めた。中でも、班ごとで政党マニュフェストを作成・発表し、投票を行った「模擬選挙」では、当選するための実現可能な政策を自分たちで話し合うことで、生活と政治の関わりについて改めてと考える機会となった。また、次期参議院選挙における組織内候補予定者である浜野 よしふみ参議院議員からのビデオレターを視聴した。豊岡副主査は、電力関連産業における政策課題の解決やより良い暮らしの実現のためには組織内議員が必要不可欠であるとして、浜野議員の必勝に向けた支援について訴えかけた。
スタディ④「これが私の色合い」
1日目の自己紹介の時に、班員同士、第一印象のみで選定していたイメージカラーが3日間の共同生活を経てどうなったのか、改めて仲間と向き合い今のイメージカラーを選定するとともに、セミナー中に知った相手の良いところを褒め合うゲームを行った。3日間で築いた絆をより深めるとともに、他者との関わりの中でしか気付けない自分のイロ(良さ)を知る機会となった。進行を務めた鈴木 遥紀青年委員(中国地方総連)からは、「相手を褒める機会というのはあまりないからこそ、大切にしてほしい。組合活動や会社生活など人との関わりにおいて、相手の良いところを見つけることを心掛けてほしい」との思いが語られた。