2024ユニオンカレッジを開催
かっこいいユニオンリーダーをめざして
~電力総連 2024ユニオンカレッジを開催~


令和6年11月21日(木)から11月23日(土)にわたり、レクトーレ葉山において構成総連、加盟組合の新任役員36名の参加のもと、「電力総連2024ユニオンカレッジ」を開催した。
はじめに、大森会長代理より、持続的に魅力ある電力関連産業をめざし「電力総連の組織・現状と課題・取り組み」について基調講演が行われた。その中で、大森会長代理が日頃から心がけている「後輩をよく指導しよう!自分が歩んできた道だから。先輩のいうことを聞こう!自分が歩む道だから」という言葉を参加者へ伝え、エールを贈った。

『男女平等参画推進に向けて』と題し、組織局 白鳥部長より電力総連における男女平等参画社会実現に向けた取り組みについて説明した。白鳥部長は、「電力総連 男女平等参画推進計画」をもとに、数値目標の達成のみを求める活動にならないよう、活動の質的向上に取り組むことが重要であることや、意思決定の場への女性の参画および意見反映の必要性、アンコンシャス・バイアスの解消に向けた取り組みを示した。

その後、労働調査協議会 後藤主任調査研究員より「組合員アンコンシャス・バイアス意識調査からわかること」と題し講演をいただいた。講演では「内閣府の調査と比較すると、電力総連の男性は『男性が家計を支える』と経済的な側面を担わなければならない。既婚女性は、『親権は女性』といった意識を持った割合が多い」など他のアンケート調査と比較・分析し、より分かりやすく電力総連組合員のアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)の傾向を説明され、受講生に気づきを与えるきっかけとなった。

浜野・竹詰両組織内国会議員よりオンラインで国政報告や過日施行された衆議院議員選挙での国民民主党の躍進、原子力発電所の動向など説明を受けた。

電力総連役員を交えての意見交換を行い、受講者各班でとりまとめた質問事項を踏まえ、電力総連役員から各局での取り組みなどについて回答し、電力総連としての課題等について認識を共有した。また、グループごとに各局と意見交換を行い、電力総連の活動に対する理解を深めた。
ここまでの研修を通しての「気付き」や「学び」などについて班で意見交換を行い、そのうえで、「今後の取り組みに活かしたいこと」など目標を取り纏め、班で代表者を決め発表した。あわせて、発表した班以外の受講生より感想を述べ、目標の明確化など図られた。

3日間を通して、富士社会教育センター 園田専務理事から「職場課題解決への取り組み」「労基法の基本とハラスメント」「男女平等参画推進に向けて」「安全衛生の取り組みとマインド」「組合活動と暮らしと政治」「公職選挙法の基本」などについて講義を受けた。各講義を通じて、労使協議による職場課題解決や職場におけるハラスメント防止対策や労働組合が行う安全活動など、グループワークを交えながら、組合役員として必要な知識や日常活動の重要性について理解を深めた。

最後に、城倉組織局長から「このユニオンカレッジでできた縁をこれからも大事にしていただき、今後の活動に役立てていただきたい。そして、かっこいいユニオンリーダーをめざしてほしい」と3日間の総括を行い、時代を担う参加者に期待の言葉を贈るとともに、労働組合役員としてともにがんばっていくことを誓い合い、2024ユニオンカレッジを閉講した。
受講者は、3日間の研修を通じて、労働運動の歴史、課題などを学び、組織活動リーダーとしての資質向上を図るとともに、共同生活や交流などを通じて、全国大の仲間同士のネットワークづくりや連帯感を醸成した。
以上
受講風景






