第17回ユースリーダーズセミナーを開催

全国の青年リーダーが集い、絆と連帯を深める
北‶十七星 ~ Try me Change up ~

電力総連は、5月16日(金)~18日(日)、富士社会教育センター御殿場本校(静岡県)において「第17回ユースリーダーズセミナー」を開催し、全国の青年リーダー等、総勢81名が参加した。(参加者69名、実行委員12名)本セミナーは、電力関連産業の青年層の育成と連帯を目的に、電力総連青年委員会(以下、青年委員会という)が毎年企画・運営している。

閉講式後、参加者の皆さんと青年委員での集合写真

~ テーマに込められた電力総連 青年委員会の想い ~

北‶十七星(北斗七星(おおぐま座)) 英訳:Big Dipper(柄杓、スプーンなど)

  • 春空によく目立つ星、正しい方角を(北)を示す北極星を見つける目印。
  • 時には星座のように輝くほどの目立つ個を磨き、時には柄杓のように他の声・思いをすくいあげ、他を尊重できる。若年層が目指すべき場所、目標となるような人材。北斗七星のような“道しるべ”になって欲しい。

~Try me Change up ~

  • メインテーマである北斗七星を構成するおおぐま座はトレミー48星座の一つである。トレミーとTry meをかけてTry me Change up=(自ら)変えてみるをサブテーマとした。
  • また、北斗七星は古来より船乗りたちの道しるべとなり困難な状況を“変えて”きた。
  • YLSに参加するみんなが3日間を通して自分のレベル(ギア)を、もう一段階先に上げて帰ってくれると嬉しいなという思いを込めた。

セミナーの様子

1日目

開講式

鈴木 遥紀青年委員会事務局長(中国地方総連)の進行のもとセミナーを開講。主催者を代表し挨拶に立った城倉 組織局長からは、「“良きリーダーは恥をかけ”の言葉のもと、積極的に交流を深めてほしい」との言葉が送られた。続いて、青年委員会を代表し、竹浪 康秀 青年委員会副主査(電発総連)より、セミナーの主旨やテーマに込められた想いが語られた後、セミナー受講にあたっての心構えについて認識合わせを行った。また、開講式終了後、オンラインで浜野よしふみ参議院議員から国政報告をいただき、改めて電力関連産業における政策課題の解決には組織内議員が必要であることを再認識した。

鈴木事務局長
城倉組織局長
挨拶をする青年委員
浜野よしふみ議員の国政報告を聞く参加者
基調講演・意見交換

はじめに、電力総連 大森会長代理より電力総連の現状や課題等について講話を行った。続けて、講話を受けて感じたことなどについて班内でディスカッションした後、大森会長代理との意見交換を行った。参加者からは、災害復旧(設備の共通化)に関する意見や魅力ある電力関連産業になるためには必要な施策は何かなど質問等があり、活発な意見交換が行われた。

基調講演する大森会長代理
大森会長代理と意見交換する参加者(左から中部総連・松井さん、関東総連・片山さん)
自己紹介・アイスブレイク

山本 竜聖青年委員副主査(四国総連)・松野 匠青年委員(東北総連)の進行のもと、「個性を積み上げろ pile up!!」(積み木式自己紹介)や「Doubt up!!少数派を見破ろう」(ワードウルフ)で3日間過ごす班の仲間との交流を深めた。

各班のカウンセラーとして青年委員がサポートしながら交流する参加者
スタディ①「いまほしい!身近な税金の知識」

「いまほしい!身近な税金の知識」について、宮里 一史 青年委員(沖縄総連)の進行のもと学習を行った。ここでは、身近なお給料に関する、所得税と住民税にフォーカスし税金について学ぶとともに、ゲームを交えて参加者同士が交流を深めながら楽しく学びを得た。特に、国民民主党が重点政策で掲げている基礎控除等の103万円の引き上げについてゲームを通じ課題認識をしてもらうなど政治への参画の重要性を学ぶ機会となった。

スタディ②「税金は見えざる星のように」

税金は見えざる星のように無知の知晴れということで税金は意識しないと見えないけれど確かに存在していて夜空に輝く星のようによく見ると影響がわかるということを、前田 達実 青年委員(北陸総連)の進行のもと学習を行った。ここでは、スタディ①で行ったゲームを派生させた103ゲーム改を通じて国民民主党の政策や政治を通じ自分の生活を豊かにするためには自ら政治に参画していくことが重要であることを学んだ。

進行を務めた宮里(左)・前田青年委員(右)
ゲームを交えて楽しみながら税金について学ぶ参加者

2日目

スタディ③「富士山の森づくり」

環境保全や農業技術支援を通して人財育成を行う公益財団法人オイスカから「富士山の森づくり」活動や木育に関する講義を受けたのち、実際に木のおもちゃを磨き仕上げた。昨年に引き続き、オイスカの「富士山の森づくり」の社会貢献活動として、植栽木の獣害対策ネットの補修を行う予定だったが、今年はあいにくの雨により屋内での作業となった。参加者を代表して森 英信さん(中国地方総連)よりオイスカへ感謝の言葉を述べられるとともに、「雨で獣害対策ネットの補修作業は出来なったが、バスの中から普段見ることが出来ない富士山の森の中の視察や、オイスカによる木育の講義、木のおもちゃの磨き作業を通して、林業の一端に触れることができた。」との思いが述べられた。

オイスカによる木育講義の様子
木のおもちゃ磨き作業の様子
感想を述べる森さん
(中国地方総連)

3日目

スタディ④「成人のための政治講座」

豊岡 哲矢青年委員(関西総連)の進行のもと、ゲームやディスカッションを交えながら政治に関する学習を行い、組織内議員の必要性や一人一人が声を上げていくことの重要性を改めて考える機会となった。ディスカッションでは「ヨッシーフウミにおまかせ!~自分たちの生活で、一番実現してほしいものを話し合おう~」を行い、「給与・年金」「国を守る力」「人づくり」の3つの項目の中から班の中で一番実現してほしい政策について議論を行いその内容を発表した。

組織内議員の必要性を説明する
豊岡青年委員
講義に耳を傾ける様子
ディスカッションで話し合った
内容を発表する参加者
スタディ⑤「星ではなく組織内議員に願ってみませんか?」

鹿内 菜津実青年委員(北海道総連)の進行のもと、浜野よしふみ議員が所属している国民民主党の状況や組織内議員の浜野よしふみ議員の人柄などを交えながら紹介し最後に、電力総連の組織人員を踏まえると組合員以外の協力が必要であり、青年委員と2025年7月は仲間と一緒に選挙に行こうとの約束を交わした。

スタディ⑥「黄昏と東雲」

竹浪 康秀青年委員副主査(電発総連)の進行のもと、私たちの暮らしに政治は密接に関わっており、生活を豊かにするためには政治は必要不可欠であることを全体で確認した。

組織内議員の必要性を説明する鹿内青年委員
カウントダウンムービーについて説明する竹浪副主査
ムービーを撮影する参加者
閉講式

閉講式では、主催者を代表し城倉 組織局長より挨拶を頂いたあと、ユースリーダーズセミナーの企画・運営を行った青年委員全員から参加者への想いを伝えたのち、最後に宇野 秀俊 青年委員会主査より参加者に対し「参加者の中から全国青年委員に選出され今後のユースリーダーズセミナーを盛り上げて欲しい」との想いを伝え第17回ユースリーダーズセミナーを締めくくった。

参加者へのメッセージを伝える
宇野主査
一人ひとり想いを伝える青年委員
 参加者と写真を撮る様子

各構成総連 集合写真(参加者・青年委員)

北海道電力総連
東北電力総連
関東電力総連
中部電力総連
北陸電力総連
関西電力総連
中国地方電力総連
四国電力総連
九州電力総連
沖縄電力総連
原電総連
電発総連